アメリカ冥王星回帰(プルートリターン)②2020年大統領選挙の行方

アメリカ大統領選は大混乱となる⁈

前回はアメリカの冥王星回帰の影響を、江戸幕府とともに読んでみましたが

(ご興味がある方はこちらを↓)

アメリカ冥王星回帰(プルートリターン)①248年周期の冥王星の影響と5つのリスク

 

今後益々、アメリカ合衆国は冥王星回帰の影響を受けて、破壊と再生が進んでいく可能性が

ありますが、その一端を担うのが次期大統領です。

 

アメリカと世界の救世主が誕生するのか、破壊者が大統領となるか

その行方が気になるところですが、決戦日は11月3日以降です。

 

11月3日に開票が迫ったアメリカ大統領選の期間は

9月10日から、火星が牡羊座28°から逆行を開始し、土星、冥王星、木星からなる

山羊座トリプルコンジャンクションとスクエアを形成し

10月13日~11月3日までは水星が逆行しますから、火星と水星の逆行中に戦うことになります。

 

山羊座トリプルコンジャンクションに火星が関わると

感情的に高ぶりやすく火星の攻撃性や戦闘力が 過剰になり 、大言壮語に歯止めが効かなくなり

徹底的に相手を挑発し、攻撃する意地の悪さが暴露される激しい攻防戦となります。

 

また、水星の逆行期間には、 SNSをはじめとする情報とコミュニケーション、統計結果や

報道の数字などが影響をうけるので、事実を誇張して他者を混乱に陥れ

事実を隠蔽するような「フェイクニュース」が溢れます。

 

Twitter社は「ファクトチェック」を入れると言っていますが

そもそも「何が事実なのか」正確に分からない 状況です。

 

誰が大統領に相応しいかを決めかねる投票者は、冷静に事実を見極めて投票できる状況になく

感情的で 衝動的な判断で投票するでしょうし

コロナ禍により一部の州では郵便投票を認めているので

投票権の無い人が1票を投じる可能性もあり、不正投票もでてくるでしょう。

 

11月3日の開票当日は、蠍座の太陽が12°で「バイアコンバスタ」という期間にあたり

私(エゴ)を主張しても 、自分の思い通りになりづらく、誰もが結果を見守るしかない時期になります。

 

さらに、水星逆行が終了したかと思えば、11月6日まで滞留して土星とスクエアになるので

選挙結果の正当性を巡り 大いに揉めた挙句、決着が長引くので

投票日から数日間は、最終結果が分からない状況になりそうです。

 

2020年の大統領選挙は、真実が分かりづらい疑念だらけの選挙になりそうです。

 

今回は、11月3日に行われる大統領選開票に向けて

共和党のトランプ大統領と民主党のバイデン候補のチャートを読みます。

 

トランプ大統領と11/3日開票日のチャート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トランプ大統領の太陽は双子座22°、サビアンシンボル23°「木の高いところにある巣の中の3匹の雛」

第5グループの双子座ですから、広い知識とマルチ対応力を活かして社会で活躍します。

 

そんな双子座太陽に、17°の天王星と、20°のノード軸が重なる月食生まれですから

型破りで独自路線を突き進み、大勢の人を巻き込みます。

 

そこにトランジットの海王星がスクエアでハードアスペクトを作るので(赤丸と線の箇所)

現実をありのままに見ることができず、自分の理想から物事を捉えて行動した挙句

自分は不当に扱われる犠牲者だと主張するので、他人から感情や精神に問題があると思われやすいです。

 

開票日の11/3日は、ネイタルの太陽・天王星・ノード軸に対して

トランジットのドラゴンヘッド、アセンダント、月が重なりますから

新しい始まりとなり、再選の可能性があります。

 

ですが、彼の蟹座土星と金星に対して、トランジットの山羊座土星、冥王星、木星による

トリプルコンジャンクションは、ハードアスペクトになりますから(水色の丸と線の箇所)

巨大権力や反支持者を含む反トランプ派との攻防、大統領としての肩書きを失い敗北

不動産王としてビジネスから生じる負債により破産までいく可能性もあります。

 

また、双子座太陽は、山羊座冥王星と150°でインコンジャクトで

圧倒的な強制力(敗北の恐怖)に、24時間捉えられている感覚の中に追い込まれます。

 

コロナ感染から復活したものの「スーパースプレッダー」と揶揄される中で

感染の釈明に追われ、再選不可能な窮地に追い込まれていますが

なりふり構わず、絶対に負けられない大統領選に挑むことで

大統領として、今後アメリカが背負う試練に戦えるかどうか試されています。

 

次に、冥王星回帰が進むアメリカ建国図とのホロスコープをみると

 

トランプ大統領とアメリカ建国図のチャート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼を象徴する双子座の太陽、天王星、ドラゴンヘッドのコンジャンクションを

建国図の双子座火星と乙女座海王星によるスクエアが巻き込むので

大統領としての地位を不安定にします。

 

年初は余裕で再選できるはずでしたが、コロナ禍で進まない追加の経済対策だけでなく

自分もコロナウィルスに感染し、その対応に追われるため

思惑は裏目に出るばかりで焦燥感から暴走しやすく、得体の知れない不安や妄想

混乱や困惑、被害者意識にはまりやすいです。

 

蟹座土星と金星には、建国図の水星が重なり、真向から冥王星がオポジションですから

強圧的な考えに傾きやすく、反対勢力、巨大組織、対立候補や反支持者からの攻撃によって

支持率や人気、選挙資金が脅かされます。

 

冥王星にはドラゴンヘッドが重なりますから

強迫的なまでの強い欲望、執着心と自分は全てを掌握できるという万能感が

深い部分で葛藤しているので、活かせれば、これからのアメリカを牽引する原動力となります。

 

天秤座の木星、キロン、ジュノに対して、建国図のジュノ、土星、アセンダントが重なっていますから

過去の出来事や権利をめぐり、社会的なダメージを受けやすくなります。

2016、17年の僅かな連邦所得税納付問題や脱税疑惑だけでなく

ビジネスもコロナ禍によりダメージを受けているはずですから

敗北して民間人になると、追訴や破産の可能性もあるかもしれません。

 

ですが、蟹座水星には、建国図の太陽と MC、木星が重なっていますから

相手を出し抜く知性と毒舌によって、大統領としての地位を守りぬく可能性もあるでしょう。

 

 

バイデン候補と11/3開票日のチャート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バイテン氏の太陽は蠍座27°、サビアンシンボル28° 「自分の領土に近づく妖精たちの王」

27°は蠍座第6グループですから、外部と深く結びつき一体化したい蠍座をまとめて

次の射手座に向けた分離の準備をします。

自分が求める方向性がはっきりしているため、心の安定と確信が高まるので

精神的に充実した楽しみごとを見つけます。(大統領を目指すこと)

 

そんな太陽には28°の金星が重なるので、女性の支持者を中心に国民から好かれやすいです。

 

また太陽に対して、山羊座木星、土星、冥王星からなるトリプルコンジャンクションは

獅子座木星と共にサポートしますから、反トランプ派や巨大権力から支持されやすく

財政と資金面からサポートを受けやすいです。

 

ですが、ネイタルの火星と冥王星のスクエアで

トランジットの蠍座太陽とジュノ、牡牛座天王星とリリスが加わることで

冥王星(借金、債務、調査、格付け)と火星(紛争、攻撃性)に関する事柄が露呈しやすく

相手を徹底的に攻撃して破壊させる底意地の悪い人柄と(裏の顔)

過去の疑わしい金融取引や債務、隠蔽行為が明るみにでやすいでしょう。

 

バイデン候補とアメリカ建国図のチャート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼の蠍座太陽、金星、水星にはトランジットの蟹座水星が(赤丸箇所)

蠍座火星には、トランジットの太陽と MCが、それぞれトラインでサポートをしています。

 

女性や若者、マイノリティ人種を中心に支持を高め、マスコミからも好印象で

彼の政策にスポットライトが当たり、大統領としての地位を作ります。

 

ですが、双子座土星に対してトランジットの天王星が重なりますから

低所得者層やマイノリティのために、アメリカを根本的に変革させる使命があるものの

アメリカの繁栄よりも、大不況に落とす元凶になるかもしれません。

 

蟹座木星に対して、トランジットの冥王星がオポジションですから

選挙活動から生じる巨額の負債や赤字がありそうなので

選挙戦で敗北すれば、資金面で大きな痛手を背負うことになりそうです。

 

彼の冥王星にもドラゴンヘッドが重なりますが

これは、トランプ大統領も同じ配置を持つ、世代的な配置ですから

強迫的なまでの強い欲望、執着心と自分は全てを掌握できるという万能感が

深い部分で葛藤しているので、活かしきれればアメリカを掌握する原動力となります。

 

トランジット天体から大統領選の勝者を予測する

トランジットの天体の影響が、両候補をどのような結果に導くかは不明ですが

カギとなる天体から、勝敗をつけてみたいと思います。

 

次の天体が両者に影響を与えます。

  1. 山羊座土星、冥王星、木星によるトリプルコンジャンクションの影響
  2. 双子座AS、ドラゴンヘッド、月の影響
  3. 牡牛座天王星
  4. 魚座海王星

 

1.山羊座トリプルコンジャンクションの影響:トランプ<バイデン

トランプ氏の支持率、人気、大統領としての肩書に制限や破壊を与えるが

バイデン氏の大統領選出馬や人気、支持率、資金面をサポートする

 

2..双子座AS、ドラゴンヘッド、月の影響:トランプ>バイデン

トランプ氏の大統領再選を後押しするだけでなく、これから上昇傾向に導き

バイデン氏の社会的立場に試練を与え、これから下り傾向へと導く

 

3.牡牛座天王星の影響:トランプ=バイデン

トランプ氏の権力や立場を変革する

バイデン氏の裏の顔、債務、隠蔽行為が明るみにでやすい

 

4.魚座海王星の影響:トランプ=バイデン

トランプ氏の強烈な人格、思い込みを混乱させ、曖昧にする

バイデン氏の社会的キャリア、自己の基盤、ルーツを曖昧にする

 

アノマリーから大統領選挙の勝者を予測する

トランプ大統領が再選するか、バイデン候補が大統領になるかはわかりませんが

占星術と相場のアノマリー(法則や理論から合理的な説明ができない現象)から

勝者を予測します。

 

先ずは、基本的なことから

アメリカの二大政党は民主党が1828年、共和党が1854年に成立しています。

共和党は保守政党に分類され、白人・キリスト教を進行する典型的なアメリカ人が支持層で

経済対策は大企業寄りですから

トランプ大統領は法人税を35%から20%に引き下げ、株価上昇を牽引してきたため

株高こそ、再選の生命線となります。

 

民主党は移民や黒人など人種的マイノリティの支持者が多く

バイデン候補の場合、低所得者草を保護する政策を掲げ、法人税を増税し財政支出を拡大させる

政策ですから、ヘッジファンドは彼が当選すれば、株が急落するリスク準備をしているはずです。

 

大統領選の勝杯肺者に関するアノマリーは、次の通りです。

 

1.土星と木星のコンジャンクション

アメリカ大統領選挙は4年ごとに行われますが

これは20年に一度重なる土星と木星のコンジャンクションサイクルと関連があると

金融占星術のメリマン氏が提唱しています。

土星と木星のコンジャンクションが起こる20年周期と、大統領選挙が重なると

対立候補が勝利するか、現大統領が再選した後、病気や暗殺によって任期を満了できないという

ジンクスがあります。

過去の事例では

1802年(1800年大統領選) 乙女座→野党勝利:トマス・ジェファーソン
1821年(1820年大統領選)  牡羊座→現職不戦勝再選:ジェームズ・モンロー
1842年(1840年大統領選)  山羊座→野党勝利 :ウィリアム・ヘンリー・ハリソン

1861年(1860年大統領選)  乙女座→野党勝利(共和党)エイブラハム・リンカーン
1881年(1880年大統領選)  牡牛座→野党勝利(共和党)ジェームズ・ガーフィールド
1901年(1900年大統領選)  山羊座→現職再選(共和党)ウィリアム・マッキンリー2期目暗殺される
1921年(1920年大統領選)  乙女座→野党勝利(共和党)ウォレン・ハーディング
1940年(1940年大統領選) 牡牛座→現職再選(民主党)フランクリン・D・ルーズベルト4期目中死亡
1961年(1960年大統領選)  山羊座→野党勝利(民主党)ジョン F ケネディ
1981年(1980年大統領選)  天秤座→野党勝利(共和党)ロナルド・レーガン
2000年(2000年大統領選) 牡牛座→野党勝利(共和党)ジョージ・W・ブッシュ
2020年(2020年大統領選) 水瓶座→?

 

2.S&P500指数動向

アメリカのリサーチ会社によると

大統領選当日(11/3)のS&P500指数が、過去3ケ月前(8/3)より上昇していれば

現職大統領が再選し、下落していれば野党候補が当選するというデータを公表しています。

 

このアノマリーは1984年以降、大統領選の結果を100%正確に予想していたが

2020年は、コロナ禍のためどう影響するかは未知数らしいです。

 

2020年の8/3のS&P指数は3,300ですから、現在は3,500前後で推移しています。
(SBI証券より拝借)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3. 米ドルインデックスサイクル

メリマン氏による米ドルインデックスサイクルと大統領選の相関では

米ドルは、8年周期で最高値と最安値との間隔を作り

1984年から、共和党ロナルド・レーガン大統領の下で米ドルインデックスが高値を付けて以来

共和党から大統領がでる年には、16年サイクルで高嶺をつけているとのことです。

 

1.1985年2/25-164.73:共和党 ロナルド・レーガン(1984年から大統領)

2.1992年9/2 –   78.19:民主党 ビル・クリントン

3.2001年7/26-121.02:共和党 ジョージ・w・ブッシュ

4.2008年3/17- 71.15  :民主党 バラク・オバマ

5.2017年 1/ 3-103.6 :共和党 ドナルド・トランプ

 

(※ドルインデックスとは、ユーロ・円・ポンド・スイスフランなど複数の主要国通貨に対する米ドルの価値を指数化したもの)

(ForeX Technical Analysis & Analyticsより拝借)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

11/3の大統領選開票まで2週間となりましたが、時代の過渡期の中で

アメリカを牽引する大統領が誰になるかで、世界の覇権国が決まり

日本の命運も決まりますから、動向を見守りたいと思います。

 

おしまい。

 

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