風の時代ロシアのプーチン大統領のホロスコープを読む

ロシアのウクライナ侵攻の背景と歴史

2月の初旬あたりから、ロシア(プーチン大統領)の動向を見守ってきましたが

まさか開戦が始まるとは誰も考えていなかったことでしょう。

何故、この時期にプーチン大統領が開戦宣言をしたのか

どんな影響が私たちに起こるのか、そのあたりを

アメリカの諜報機関が事前にリークしていたとされる時刻(モスクワ時間5:45)

から、プーチン大統領に対するトランジットの影響を読んでみます。

 

ご存知の方も多いと思いますが、ロシアとウクライナの関係から

書いていきます。

 

ウクライナはソビエト連邦の一部でしたが、ソ連崩壊を機に分離独立を果たし

東側をロシアに、西側を欧州連合(EU)加盟国に挟まれ(CNNの地図より)

地政学的に板挟みになりやすく、東部に豊かな天然ガスの資源があることから

アメリカの軍事戦略とロシアの軍事戦略の対立に巻き込まれています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現在、欧州各国は脱炭素を加速させるために、中東や米国からの天然ガス輸入を

増やしながら、ロシアからも安定した天然ガスを輸入しています。

 

特にドイツは脱原発に取り組むことで、ウクライナ経由のパイプラインと

バルト海底経由でロシアとドイツをつなぐパイプライン「ノルド・ストリーム」

の2つのパイプライン経由で、天然ガス輸入量の内55.2%も

ロシアから輸入しています。

 

ロシアには、ガスを液化する十分な技術力がないため

パイプラインを利用してロシアの資源を掘り起こして

ウクライナ経由で、欧州にガスを輸出することが経済成長上必要です。

 

一方、ウクライナは、ロシアからの理不尽な要求(契約を無視したガス代値上げ)に対して

ノルドストリームからガスを抜き取る、ガス代金を未払いにするなど抵抗していますが

NATOとアメリカによる数十億ドルに上る軍事支援により

今やロシアの次に軍事力が大きい国に成長したことで

対ロシアに向けて西欧圏(NATO加盟)に政権が流れ始めています。

 

2008年にアメリカ大統領であったパパブッシュや当時の国務長官は

NATOをこれ以上東側に拡大しないと言明をしていたにも関わらず

NATO(EU連合)とアメリカがウクライナを支援してきたため

2022年2月24日、プーチン大統領が威嚇?武力行使?で開戦を宣言しました。

 

では、プーチン大統領のホロスコープからトランジットの影響を読んでいきます。

プーチン大統領へのトランジットの影響


 

 

 

 

 

 

プーチン大統領の基本的性格

プーチン大統領の基本的な性格をネイタルチャートから読むと(内円)

太陽、土星、海王星、水星と4つの天体が天秤座にあり、蟹座天王星とスクエア。

天秤座は思考をベースにして人と向き合い、意識は常に外に向き、相手の状況

や行動から自分の行動範囲を決定します。

 

太陽と土星が合、水星と海王星が合ですから

映りゆく変化の中で、安定しづらく、積み上げたものが崩れる経験から

苦しみを強さに変えていく必要がある努力家。

自分が見たいものだけを見る妄想傾向があるものの

要領よく客観的な判断力で、人や物を調整しますから

外交戦術は得意であり「瀬戸際外交」が十八番と言わるのも当然です。

 

熱心な愛国主義者の父親に育てられ、大学卒業後にソ連の国家保安委員会

「KGB」へ情報員として活動しますが

1989年、ソ連の影響下の東ドイツでベルリンの壁崩壊を目のあたりにし

その後、ソ連が崩壊したことから、崩壊がトラウマとなり

自己否定に繋がったのでしょう。

 

2000年に大統領に就任すると「アメリカに負けない強いロシア」と 強い自分を重ね

リーダーシップと策略家であることをアピールするイメージ戦略で

世論の支持を獲得したのも、これらの天体を利用してきたのです。

 

金銭感覚や価値観を意味する蠍座金星は、水瓶座ジュノとスクエアですから

権力志向で秘密主義、自分を曲げたくない、永久大統領でいたいものの

インターネットの普及による情報の拡散によって

一部の国民や民主主義者支援者から「自由や公平性、市場開放」を求められ

これまでの政治手腕が使えないことを体験しています。

 

行動や欲求を意味する火星は射手座で

壮大なビジョンを持つ上昇志向、立ちはだかる障害に対して意欲を燃やし

競争心が強く、相手が強ければ強いほど闘志を燃やすタイプですから

今回のウクライナ問題については、欧米の譲歩を狙っているのかもしれません。

 

社会的達成を意味するMC軸には

獅子座冥王星、リリス、ドラゴンテイルがいますから

KGB時代の得体の知れない組織や人脈、大富豪ネットワーク(ロシア新興企業)

の支持によって大統領の座を得た可能性があり

自分の意に合わない人間を排除していく政治手法で

実質ロシア全体を掌握してきたのです。

 

ですが、地のエレメントが木星しかないため

意外と現実的な感覚に乏しく国内動向を見ていない可能性もあります。

 

そんなプーチン大統領へのトランジットの影響を読みます。

7つのトランジットの影響

そんな策略家のプーチン大統領ですが、トランジットの影響が凄まじく

以下のトランジットの影響がネイタルチャートに出ています。

  1. 山羊座冥王星と火星
  2. 蟹座リリス
  3. 魚座海王星
  4. 牡牛座天王星
  5. 牡牛座天王星
  6. 水瓶座土星
  7. 牡牛座・蠍座のノード軸

山羊座冥王星と火星、蟹座リリスによる因縁の地に導かれる

トランジットの山羊座冥王星と火星、蟹座がリリスが

ネイタルの蟹座天王星をオポジションで挟み

ネイタルの天秤座群(土星、海王星、水星)とともに

活動サインのTスクエアを形成。

 

トランジット火星と冥王星の影響は

自分でも抑えられない不可抗力の衝動により突発的に行動しやすく

リリスの影響は、自分が抑圧しているものが刺激されて

それを他人の中に見つけると、気に食わない相手を虐めたくなります。

 

これらの影響がプーチン大統領の冷静な思考や管理能力、希望を煽り

ソ連解体という過去のトラウマや、ソ連の一部であったウクライナとの

因縁が呼び覚まされる、ウクライナ侵攻まで行った可能性があります。

魚座海王星の影響により夢が破れる

トランジットの魚座海王星が、ネイタルの射手座海王星とスクエアです。

ロシア経済の命運を握るのは、原油やガスのエネルギー資源の輸出です。

 

2014年、ロシア軍がウクライナのクリミア半島を併合したことで

欧米諸国からの経済制裁の影響を受けただけでなく

世界的な原油価格低迷も重なり、ロシア経済は大打撃を受けました。

 

そこに、既存の原油田の枯渇が進み、新しい油田開発が技術と資金不足で

期待通りの開発が進まず、石油産業がじり貧となるリスクの中

 

2020年からは、コロナパンデミックの影響で経済活動が低迷

急激なインフレも始まり、先の見えない不安にイライラが募ります。

 

また、インターネットの普及により彼が隠しておきたい情報が暴露される

(プーチン宮殿)が公になり、インフレに苦しむ国民からの追求と支持率低下から

大統領の座を追いやられる恐怖もあり、迷走した可能性があります。

牡牛座天王星の影響により経済的損失と支持率低下

トランジットの牡牛座天王星は、ネイタルの蠍座金星、水瓶座ジュノと共に

不動サインのT スクエアを形成し、太陽にインコンジャクトです。

 

2014年から続く、欧米からの経済制裁と原油安による経済的損失

2020年のコロナパンデミックの影響、インフレにより国民生活が打撃を受けると

大規模な反政府デモが発生し、クリミア併合時に約89%であった支持率が

今や、63%にまで低下しています。

盤石にみえる権力基盤が揺らいでいることから、挽回のチャンスとして

得意な外交によって、目に見える成果を獲ようと

ウクライナ侵攻に出た可能性があります。

牡牛座土星と牡牛座・蠍座のノード軸の影響で過去を繰り返す

トランジットの牡牛座土星と牡牛座・蠍座からなるノード軸は

MCに輝く、獅子座冥王星、リリス、ドラゴンテイルを含んで

不動サインのスクエアを作ります。

 

トランジットの水瓶座土星は、権威や実績、枠を外すために

抑圧、排除、制限を出して軌道修正を促し

牡牛座と蠍座からなるノード軸は、人間関係を通して

過去の自分と目指すべき自分に対して、否定と肯定を繰り返させます。

 

プーチン大統領には「アメリカに負けない強いロシア国家と強い自分」

という絶対価値があり、自分の意に合わない人間を排除、追いやる政治手法によって

どんな状況でも自分の理想を譲らないスタンスを20年間貫いてきましたが

 

トランジットの土星とノード軸の影響から

過去の人脈、支援者のネットワークにも、容赦なくメスが入り

関係を断ち切られる、これまでのやり方が通用せず軌道修正させられる

体験をしているはずです。

ですから、2021年には大統領の任期を定めた憲法を改正して

最長で2036年まで大統領に就く盤石基盤を作りましたが

 

2022年の1月の支持率は69%であり、反対勢力の台頭もあり

2014年のクリミア侵攻時の「強い祖国」宣言により支持率88%まで

上昇させた成功体験を、ウクライナ侵攻で繰り返そうとしているのです。

風の時代のトランスサタニアン(冥王星、海王星、天王星)の影響

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今、私たちが目にして体験している出来事は

山羊座冥王星、魚座海王星、牡牛座天王星が複合的に連動している影響で

そこに土星、木星、火星という社会天体をを通して実感させられています。

風の時代の生き方③2026年地の時代が完全に終焉する前の準備でも書いていますが

いよいよ、地の時代の終焉から風の時代の始まりを、誰もが実感できるところまできています。

 

世界は、風の時代の公共性と自由な世界を目指して

山羊座冥王星という

国家組織、社会のルールや枠組み、特権階級や上級国民の権威や実績

枠を外すための破壊を起こし

 

魚座海王星が意味する

目に見えないコロナウィルスの感染、ガスや石油というエネルギー資源

の価格高騰を通して

 

牡牛座天王星の

お金や日常生活という実感できるものを変革させることで

大量生産、消費の時代が終わる意識改革や行動を促しているのです。

 

2022年は、冥王星が山羊座27°~30°を行きつ戻りつしながら

2023年3/24日に水瓶座一旦入り、6/11日には山羊座に戻ります。

 

2022年は、まだ山羊座が意味する巨大組織、独裁政権、権力者は

やりたい放題ができていますが、それができるのも2~3年の話です。

 

今後益々、国益を考えず民衆を犠牲にする政権や政治家

社員を無碍に扱ってきたブラック企業や組織は解体が始まり

一極集中していた富の分配が始まります。

これから、世界が一変するようなことが次々と起こる可能性があるでしょう。

私たちの日常生活にでてくる2つの影響

ロシアのウクライナ攻撃は、第3次世界大戦に繋がるとマスコミは煽っていますが

ウクライナがNATOに加盟しない限り、欧米がロシアと戦争をする大義名分がなく

表立って口を出してしまうと、第3次世界大戦に発展しかねないため

 

欧米諸国は経済制裁と称して、ロシアの主要銀行5行を資産凍結の対象にしたり

ロシアの大富豪の資産を凍結、入国禁止、国際的な資金決済(SWIFT)から

排除する制裁案を表明しています。

 

ですが、ロシアのウクライナ侵攻の影響が日本に及ぼす影響は2つ

  1. エネルギー価格、食料品の急速な値上げによる物価高
  2. 中国による台湾侵攻の脅威を煽り日本の憲法改正

 

ロシアからの原油輸出が停滞すると、需給が一段と逼迫する懸念から

原油先物は上昇しWTI先物は7年ぶりに100ドル台に一時上昇

同時に天然ガス、アルミニウム価格が上昇しています。

 

また、穀物産地であるウクライナが戦乱になることで穀倉被害が懸念され

小麦先物が9年ぶりの高値を記録しています。

 

私たちの日常生活への影響は

エネルギー価格の上昇、小麦をはじめとする原材料高騰により

電気ガスだけでなく、日用品、サービスまで値上げが始まり

世界的に2桁の急激なインフレがやってきます。

 

また、ロシアによるウクライナ侵攻が許されるならば

中国が台湾侵攻に打って出る可能性も高くなり

日本も「台湾有事」の際には、火の粉が降りかかるという恐怖を煽り

 

ウクライナ侵攻に乗じて「憲法改正」を国会発議に持ち込もうと

する可能性が出てきます。

 

戦後制定された「日本国憲法」を改定されれば

国民の権利を守る重要な憲法が削除、改悪されるだけでなく

国家権力を縛る機能が完全に失われますから、権力者のやりたい放題です。

 

4月からは、成人年齢が18歳に引き下げられますから

憲法が改憲されれば、多くの若者が徴兵されていく可能性もでてくるかもしれません。

 

おしまい

自分の才能、適性、適職、ターニングポイント、生き方を

お知りたい人は相談くださいね。

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