水星逆行の影響
前回は水星と金星を使って才能を知る方法を
ホロスコープからあなたの才能を知る方法①水星と金星を利用する
で書きましたが、今回はハウス(環境)の特性を利用して
才能を発揮する方法をお伝えします。
現在、金星は6/24日まで双子座で逆行中ですが
6/18日からは水星も蟹座で逆行を開始して
1週間程度、金星と水星の逆行が重なります。
(その他にも冥王星、海王星、土星、木星も逆行中ですが
日常的には、金星と水星による逆行の影響を一番実感しやすいです。)
風のエレメントである双子座は
「知的好奇心と情報伝達」がメインテーマですが
双子座で金星が逆行することで
魚座海王星とスクエア=ハードアスペクトを作ります。
放送されるニュースは
映像の公平性と真実が不明で、ニュースの情報源や拡散源が
が曖昧な思想誘導など真実と虚構が交差することが多いです。
大々的に報道されているニュースは、何かを隠すためのもので
その裏にある真実はわからない
ということを意識しながら眺めるとよいかもしれません。
水のエレメントである蟹座は
「防衛と育成」がメインテーマですが、そこに水星が入ると
理解と思いやり、自己犠牲からくる、情緒に訴える
コミュニケーション手法が入ってきます。
この時期にとられる知性やコミュニケーションは
客観的、論理的に処理されず、切羽詰まった
感情的な視点で遂行されるでしょう。
蟹座で起こる水星逆行は
過剰にピリピリして神経質になる、また感情的、感傷的に陥りやすいので
自分が他人を巻き込む、他人に巻き込まれないように
気持ちの余裕をもって行動したいものです。
逆行天体が6つになる6/18~6/24は
ミネアポリスで起こっている抗議行動は、さらに冷静さを失い
ますます激化していきそうです。
また、すでに株価の乱高下は始まっていますが
6/21は蟹座新月で月蝕ですから要注意の1週間となりそうです。
この期間は、今までとは異なる、新しい物事を試すことは、失敗するリスクが高まるだけですから
既存路線で進めていくのが安全策です。
次に、金運と知性につながるハウスの利用法について書いていきます。
2ハウス&7ハウスを使って才能を発揮させる方法
2ハウスに関連する牡牛座は金星が支配性で
貪欲に欲しがり、溜め込むサインです。
豊かさと快適さが大事で、好きなことを通して五感を満たすので
揺るぎない価値観を作り出します。
他人と自分を比較する余裕はなく、自己満足の世界に浸り欲しいものを引き寄せます。
五感を満たすことは、揺るぎない価値観を作り出すために必要で
これができていないと人生が空っぽになり
生きることを放棄しますから、人でもモノでも、信念でも
理想や希望でもかまわないので、何か一つでも
自己満足の世界を持っていることは生きる原動力につながります。
2Hの意味
牡牛座が作る金星力をベースに2ハウスを考えると
先祖から受け継いだ容姿、資質、才能、富であり
天体の有無にかかわらず、お金を稼ぐための資質や才能が眠るハウスです。
ここに天体がある人は、自分の所有や、自己価値にこだわります。
基本的に仕事をしている人(自分で稼いでいる人)は
2ハウスを使用していますので
今よりも稼ぐことを意識するなら、自分の才能を意識して
どこで、どう使うのかを考えると良いかもしれません。
7Hの意味
一方、7ハウスに関連する天秤座も金星が支配星で
社交的で広く浅くたくさんの人と交流することで情報収集を行います。
対人関係が得意な半面、他人からどう思われているのかを重視するので
自分の気持ちは後回で、八方美人的なふるまいをして
良い人の仮面を被っていることが多いです。
敵を作ると色々と面倒なので戦略的に
人当たりの良さを演出している社交術があるのです。
天秤座が作る金星力をベースに7ハウスを考えると
社会のニーズに応え、対人関係で必要とされる
社会的な人間になるために
2ハウスで育んだ資質、才能、容姿や肉体的な魅力を自己価値として
美しく整え、相手のニーズに答えるハウスです。
また、恋人や夫婦関係だけでなく対人関係からくる
人間関係の光と影を知るハウスでもあります。
この関係性においては金星の持つ「揺るぎない価値感」が大事で
これが確立されていないと、自分に自信がないので
相手の言いなりになりやすく上下関係、依存や執着の関係になります。
7ハウスは、自分の持つ資質や才能、容姿や肉体を相手に
提供することで得られる、地位や名誉、金銭的な豊かさであり
ギブ&テイクの関係です。
2ハウスと7ハウスを使って才能を発揮させる
2ハウスの持つ自己価値を確固たるものにして
7ハウスで社会のニーズに応えて提供すること
ですが、どんな環境にいれば最大限に自分の才能を発揮できるかは
人それぞれ異なります。
2ハウスと7ハウスを活性化させる方法
2ハウスを活性化させたいなら
- 2ハウスに入っている天体を意識する
- 2ハウスの支配星が入っているハウスを意識的に使う
7ハウスを活性化させたいなら
- 7ハウスに入っている天体を意識する
- 7ハウスの支配星が入るハウスを利用する
人生は才能とお金、所有するものによって
生活レベルやお金の使い方など豊かさの概念が
決まってきますから、定期的に状態をチェックしておきたいハウスです。
3ハウス&6ハウスを利用して才能を磨き上げる
自分の持つ2ハウス・7ハウスの価値を社会で通用させるためには
知性や技術である水星を使いますが
水星を使う時は「こんなことをするのは無意味、あれはしたくない」
というような感情を一旦横において、訓練のつもりで使う必要があります。
水星は、情報収集、コミュニケーション能力、技術力、知性といった
生きていくため手段です。
3Hの意味
3ハウスは双子座に連動しており支配星は水星で
情報、知性、思考、コミュニケーションを司ります。
損得や結果を考えず「知りたい」を追求する知的好奇心
からくる学習能力であり
そのための情報収集やコミュニケーションをとるハウスです。
6Hの意味
6ハウスは乙女座に連動しており支配星は水星で
雇われる仕事、修行、訓練、奉仕、防衛
分析と自己調整能力、細分化などを司ります。
ここに天体が多いと、自己防衛から来る目的のない資格取得や
人のニーズに応えるために努力を続けて
病気になる弊害がでてくる健康のハウスでもあります。
6ハウスにある天体をいかすには
その天体が活躍できる範囲や対象を細分化したり限定的に
することで効果的に機能してくれます。
3ハウスからくる知的好奇心と
6ハウスからくる調整と分析力を利用する方法
興味のある対象に関する知識と経験を積み
そこに思考力と想像力を使いながら知識と状況を結びつけて
人が求めるニーズに応えられるように発展させる
インプットとアウトプットの繰り返しによって
問題解決能力のデータを蓄積しながら
新しい情報と視点を取りれることで
才能を個性化へと繋げていきます
3ハウスで情報収集して知性好奇心を発揮したら
6ハウスで自分だけの技術として訓練することで
社会にとって役立つ人間となり、社会的な居場所を確保するのです。
才能を発揮するためには、学ぶ姿勢と
得たものを技術へと変換させる知性が必要ですが
仕事モードとオフモードを切り替えないと、感情を破壊してしまい
生きる意味まで見失うことにつながります。
特に乙女座ステリウム、双子座ステリウムに月や金星が入っている人
水星に冥王星や木星がハードアスペクトを
持つ人は気をつけましょう。
2ハウス、7ハウス、3ハウス、6ハウスの使い方まとめ
自由と豊かさを手に入れて生きるには
どのように才能を発揮するのかが課題になります。
先祖から受け継いだ才能は、使わないと宝の持ち腐れであり
自分なりにアレンジすることで、自分が幸せになれる仕組みを作っていくことが
自由と豊かさを手に入れる近道になります。
2ハウスの才能と自己価値を3ハウスで磨いたら
6ハウスでは生き残るために、他人が追随できない
職人レベル領域まで才能と自己価値を鍛錬、調整し
7ハウスで社会が欲しがる、他人に認められる
ものを与えて、自分が欲しい物を得る流れ
仕事をしている人は無意識に
才能を2ハウスから3ハウス→6ハウスから7ハウスを連動させています。
自分が目指す目標
(どこまで自分はいきたいのか、何をしたいのか、何を守りたいのか)
に対して、どれくらい努力を続けていけるかです。
誰も何の強制もしませんが
時代の変化が速い現代に、社会に適応して行き残っていくには
天体とハウスを使うことを知っておいても、損はないでしょう。
おしまい
自分の2ハウス7ハウスから、どんな才能が自分を支えてくれているのか
3ハウス6ハウスで、どういう方向に才能を磨いて個性化していけば
良いのか知りたい人は、お申込みをお待ちしております。