夏至と日蝕新月が重なるのは不吉の始まり?
6/21は、朝に夏至が起こり、夕方に新月(日蝕)が起こる、とても珍しい1日となります。
日本では部分日蝕、中国、台湾、インド、アジア中東、アフリカ中央エリアでは金環日蝕として
見ることができます。
日蝕というのは、月が太陽を覆い隠して通過することから、新しく生まれ変わる意味合いがありますが
太陽信仰を行っていた古代では、生まれ変わるために破壊的な出来事が起こりやすいので
不吉なものとみなされていました。
新月は、始まり、新規一転という意味あいですが、そこに日蝕がからんでくると
それが見える地域を中心に、政治不安、地震や災害を始め、様々な影響が出てくるので
今後どうなっていくのかということが気になります。
前回、この3つが重なったのは、2001年6月21日、皆既日蝕でアフリカ南部や南東部のマダガスカル
地域で見られました。
2020年、これらの重なりが社会や個人にどんな影響を与えてくるのか
夏至図と新月(日蝕)図から読み解いてみます。
- 夏至: 朝 6時44分で起こる
- 日蝕:夕方15時41分に起こる
夏至は、春分からの流れを受けついで次の一手を打つタイミングですが、今年はコロナに始まり
ようやく、世界的が動き始めたばかりです。
2020年の夏至から読んでいきますが、その前に春分で「2020年の始まり」をおさらいです。
https://fortune-teller-fumiko.com/fortune/2020vernal-equinox/
(春分についてはこちらからどうぞ↑)
夏至図ホロスコープ
物事の始まりを意味するアセンダントは蟹座の28°、 MC は牡羊座16°で、春分と同じ配置になっており
まるでデジャヴを見ているような感覚になります。
29度というのは、涙の度数と言われており、そのサインでするべきことを終えて
(これまでの考え方や価値観を相対化する)次のサインの準備を始めます。
蟹座29°は、獅子座サインに移るための「水のサインの総決算」ということになりますから
これまでの思いや考えに偏ることなく、新しいことを始める決意をするのです。
その結果として牡羊座16°になります。16°は災害度数とも呼ばれ傷つき引っ込むサインで
外に開かれたものに対して溜め込む度数です。
生産性のない沈滞ムードに陥り、嬉しくない出来事が起こりやすく、そこに深入りします。
ここだけでも、春分からの出来事をさらに推し進めたいけれど、良い結果が見えづらい3ケ月となりそうです。
夏至のテーマを意味する太陽は、隠れた部屋である12ハウスに入っています。
意識的に前に進んでいきたい、新しいスタートを切りたくても切れない状況です。
「コロナ収束」という未解決の問題を抱えたまま、2020年の第2四半期がスタートする夏至では
目的や方向感が定まらないまま、足止め状態。
この状況では、何か新しいことを始めても、望ましい結果を得ることはできませんから
現状維持で耐えるしかなさそうです。
国民を表す月は双子座25°で12ハウスに入っています。
太陽と同様に12ハウスに閉じ込められ、がんじがらめとなって動けない。
ですが、コロナ禍の影響によって生活環境、職場環境が変わり、元の生活に戻りたくない人には
意識改革が起こり、何か使命感が出てくる、何かを成し遂げたいというような内面的な変化が
ふつふつと芽生え始めていそうです。
12ハウスに入る太陽と月は、 6ハウスからドラゴンテイル、9ハウスから魚座火星の影響が入ってきます。
魚座火星は、疫病を意味する海王星と行動の火星のコンジャンクションですから
新型コロナウィルスは変異を続け、国や人々は感染リスクを恐れながらも自粛生活から
社会に引っ張り出され、社会生活を行うのです。
社会生活の再開に向けて、政府が出した新型コロナの感染拡大防止のための「行動の変容」を求める
「新しい生活様式」に対して、違和感や疲労感を覚える人も多いと思います。
ですが、季節がら暑くてマスクをつけていないと、「守るべき指針」の違反者として
感情的に攻撃してくるような「自粛警察」から攻撃を受けそうです。
外交を意味するディセンダントは前回と同じ山羊座で、7ハウスに水瓶座土星
6ハウスに山羊座木星と冥王星がいます。
尖閣問題、スパイ防止法など外交政策を見直す必要があるにも関わらず、目の前のコロナ対策に
手いっぱいで対処できていないようです。
蟹座新月日蝕が8ハウスで起こる意味
日食は社会的な影響が大きいと言われており、それは半年から1年にわたり影響を与えますが
今回の日蝕は8ハウスで起こります。
8ハウスが意味するのは、国債、関係国の財政、大企業、遺産と継承、他人のお金、お金の賃借、幽閉
人間関係の深い結びつきなどの意味があります。
また、他人と関わる事によって、自分では生み出せない新しい価値を生み出すことであり
仕事においては、他人の価値と自分のものを融合させて作る、新しい自己価値であり
男女関係では、2人が創る相性によって、幸福と成長のための仕組み作りに努力するハウスです。
裏テーマとして、破壊と再生により生まれ変わるハウスですから、憎悪と執着、そこからくる暴力もあります。
8ハウスで日蝕が起こるということは、何かを失うことを通して、生まれ変わるような体験をします。
悲劇や喪失を通して、経済的、精神的に大きな痛みを伴うかもしれません。
後から振り返ると、あれがあったおかげで、今の私や生活があると思えるか
感情的に時間が止まってしまい、人生を味気ないものにすることもあるでしょう。
個人が日蝕の影響を知るためにチェックするのは、次のとおりです。
- 蟹座があるハウス
- 牡羊座・蟹座・天秤座・山羊座サインの初期(5°程度まで)に何らかの天体がある
また、太陽と月がある8ハウス蟹座には、4ハウスの魚座火星&海王星がスクエア=ハードアスペクト
3ハウスの水瓶座土星 が150°のインコンジャクト=ハードアスペクトです。
蟹座新月(太陽&月)は、火星、海王星、土星によって、がんじがらめになって身動きがとれません。
コロナ禍の下「新しい生活様式」という感染防止対策と共存しながら、社会生活を送ることは
どうしても必要な物だけを買い、行きたい場所に行き、会いたい人にだけ会うというような
取捨選択が始まります。
社会的規制と自分の健康と人付き合いという「社会性VS個人生活」の折り合いを
どのようにつけていくのか優先順位の模索も始まります。
その他の配置としては、3ハウスの冥王星と木星は、4ハウスの火星&海王星をサポートしています。
海王星を新型コロナウィルス、火星を加速、冥王星は徹底的に、木星は拡大するという象意からすると
コロナ禍の感染拡大は、潜伏期間から第2波に向けて変異を加速させているようです。
2020年、冥王星と木星のコンジャンクションは、3回(4月 4日、6月30日、11月12日)あります。
この影響が良い形で出ると、身の丈にあった理想に対して、山羊座冥王星の行き過ぎ、やりすぎを
木星が高い志で実現可能なものとして達成させます。
一方、最悪で出た場合は、冥王星により限界がわからず過激、いきすぎ、やりすぎに走りを木星が助長し
極端な損失や失望、プロジェクトの頓挫や放棄など、プロセスだけで結果につながらない状況となります。
春分や4月4日(冥王星と木星のコンジャンクション)以降の政府の方針、政策などをみていると
後者になっていますから、国民は真実を見極める目と、考える知性が必要です。
https://fortune-teller-fumiko.com/fortune/the-influence-of-capricorn-jupiter&pluto/
(冥王星と木星のコンジャンクションについては、こちらをどうぞ↑)
日蝕、月蝕が起こる周期は、同じような日蝕、月蝕が起こる「サロス周期」として
1691年からグルーピングが始まりました。
冒頭でも述べましたが、今回のように夏至、新月、日蝕が重なるのは、非常に珍しく
前回のサロス周期と出来事を調べてみました。
それが2001年6月21日です。
2001年の夏至・新月・日蝕の重なりで起こった出来事
今から19年前、2001年6月21日、午前4:38に夏至が起こり、午後8:41に日蝕新月が起こりました。
この日蝕新月は、6ハウスで起こり、外交、条約、軍隊、警察、雇われる仕事と労働環境、感染症、健康
などの分野で生まれ変わる体験をします。
また、6ハウスは、他人の要求に応えるために自己調整をするハウスですから、自己犠牲も含まれます。
新月には、双子座木星と射手座キロンが被さり、水瓶座海王星とリリスが150°のインコンジャクトで
ハードアスペクトを作ります。
木星を拡大、キロンをウィルスやトラウマになる出来事、海王星は感染症や得体の知れない者
リリスを最悪の出来事や執着と憎しみとするならば
外交政策をきっかけに得体の知れない者によって、国とその国民はトラウマになるような最悪の出来事を
体験させられるような暗示がでています。
これらは、皆既日蝕が見られる、アフリカ南部や南東部のマダガスカル地域ではなく
アメリカとアフガニスタンの人々に起こり、その影響は世界に波及しました。
(※チャートは日本時間、日本で作成しているので、アメリカ、アフガニスタンのチャートを読んでいません)
2001年、日蝕後の主な出来事
- 9/11 :アメリカで同時多発テロが発生して犠牲者3000人以上
- 9/18&10/9 :炭素菌が大手メディア、政府機関に郵送されて感染拡大
- 10/7 :アメリカ・イギリス連合によるアフガン攻撃でタリバン政権崩壊
- 11/9 :世界貿易機構(WTO)が中国加盟を承認
- 9/21 :千葉で日本国内初の狂牛病(BSE)に感染した牛を確認
アメリカは、2000年にITバブルが弾けて経済不況状態だった中でテロが起こり、反米テロの首謀者
ウサマ・ビンラディンを匿った容疑でアフガニスタンが空爆され、軍需産業により経済を回復させています。
日本国内では、4月に小泉政権が発足し「構造改革」という名の下、竹中平蔵経済財政担当相を中心に
郵政民営化、道路公団民営化、労働者派遣法を改悪させ不良債権処理として中小企業をつぶし、企業がリストラ
をすればするほど減税する「産業再生」法を延長・改悪し大企業のリストラを後押ししました。
ここから日本の正規雇用制度が破壊され、雇用の空洞化が始まったのです。
小泉政権は日蝕前に発足していますが、日蝕後には悪政によって日本人の雇用が奪われ
外資誘導による日本植民地化政策が加速したと思われます。
2020年の夏至・日蝕新月以降に起こる可能を読む
2001年のアメリカで起きた同時テロ、その報復措置と経済復興に向けた戦争、日本政府の愚策と経済不況
を考えると、2020年にも同じようなことが起きても不思議ではありません。
ですが、2020年は、世界中が新型コロナウィルスの第2波を恐れ警戒する中、経済活動が再開中です。
アメリカはFRBによる金融緩和と金利政策、失業者は失業保険と政府からの給付金支給によって
本来よりも多い給与を株式投資にあてているので、株価は急激に回復して安定しています。
起こる可能性としてはコロナ禍をきっかけに
米中対立が再炎して、中国VS世界戦争という構図が出来上がったことです。
中国が香港への統制を強化する「香港国家安全法」を決定した報復措置として
アメリカは香港優遇措置廃止と世界保健機関(WHO)から脱退する意向表明していますから
今後益々、中国は様々な罠をアメリカにしかけていくでしょう。
ミネアポリスで起こったジョージ・フロイド氏の死亡により起こった「息ができない」抗議デモの誘発
11月のアメリカ大統領選挙に出馬する民主党候補の背後にいる国は、世界の覇権を狙っていますから
他国を巻き込み、いつどんな戦争が起きても不思議ではありません。
日本においても政権の背後にどこかの国がいて、マスコミやテレビ番組、ニュース報道の内容を操作し
政治や経済、世界情勢の大切な情報を放送しないで、国民が政治に興味を示さないように誘導しています。
国民の経済的格差と情報格差による知性の二極化は進んでいきます。
この状況に違和感や疑問を抱かずに、与えられるものに反応するばかりでいると
日本は、他国によって本格的に乗っ取られて、国民の個人情報は管理され、財産は税金により没収され
大陸の人々と同じような生活をする日がやってくるでしょう。
2001年と2020年の違いは、インターネットやSNSによって、真実を知ることができます。
マスコミやテレビ、政府の言うことだけを鵜呑みにせずに、その背後の意図や異なる意見も
検索して比較することで、自分でも考えて意見を言える自由がまだ残っています。
2020年後半は、考えるほど恐ろしい未来になるような気が致しますが、私たちの意識で世の中も変わりますから
まずは、自分の人生をしっかりと作り、知性を使って生活を守り、国や地域、社会に貢献できれば幸いです。
あなたが幸せになることから考えてください。
長くなりましたが、おしまい。
ご自身の運勢や適職を知りたいという方は、下記よりご連絡をお願いいたします。
下記のEmailか、お申込みからご予約をお待ちしております。
(現在は、スカイプ、ZOOM、メール鑑定のみです)
E-mail: kaiun596@gmail.com
https://fortune-teller-fumiko.cあom/request/