冬至は１年の結果を振り返る時
2023年は、土星が魚座に入り、冥王星が水瓶座にお試し入りした１年でしたが
皆さまはどんな１年でしたでしょうか。
2023年も終わろうとしている今「 やれやれ 何とかここまでやってこれた」
という自分への労いの気持ちもあれば
「 もっとこうすれば良かったのではないか」という
後悔の気持ちもあるかもしれません。
私事で言えば2023年は、人生が壊れた１年でした。
私のホロスコープのアセンダントには海王星がのり
月と太陽には 冥王星がコンジャンクションとオポジションで
３回目のタイトな重なりが起こったことで
海王星による幻想体験、冥王星による破壊を経験させられたのです。
冬至 に入った頃、ようやく自分を、人生を取り戻しつつあるので
冬至図を振り返りながら、来年の準備も兼ねて
2024年春分までの流れについて読んでいきたいと思います。
冬至は太陽が山羊座に入る季節で、一年の中で最も日照時間が短くなる日です。
この時期は、春分から始まった新しいスタートが
冬至の時期に成果や結果として実を結ぶということですが
占星術的構造は、山羊座の支配星が土星で10ハウスを意味し
ホロスコープにおける到達点を示します。
冬至＝山羊座の季節とは
社会的事象であれ、個人生活であれ
私たちの目の前に広がっている景色（現実）は
その年の春分からの歩みの結果であり
自分の実力であり、自分がそれらの責任をとるということです。
たとえそれが、自分が目指した場所でなかったとしても
思い通りにいかなかったとしても、それを引き受けなければならないのです。
ですから「こんなはずではなかった」と自分を責めたり、落ち込んでいる暇はなく
今自分はどこに居るのか現状把握をすることが
人生をよりよい方向へと進めていくための鍵となります。
2023年の占星術的な出来事
2023年春分図から日本を読み解く（マンデン占星術）
でも書きましたが
土星が魚座に入り、冥王星が水瓶座に試し入りした1年でした
魚座土星の影響で夢や希望、信念が見直され
冥王星が水瓶座に入った結果、価値観が根本的に書き換えられる動きが始まりました。
春分以降、個人や社会の価値観が大きく変わり
企業や組織の構造にも多くの変革が起きました。
日本社会や企業の中の、年功序列によるピラミッド構造のひずみからくる
パワハラ・セクハラ問題が明るみとなり
また「推し活」が広く受け入れられ、特定の対象への応援が盛んでしたが
その対象人物、所属する世界に対する夢が崩れたことで
現実がよりはっきりと見えて
現実に向き合う必要が出てきたのでした。
具体的には
2023年の出来事
- ジャニーズ事務所が解散し、宝塚歌劇団でいじめ問題が露呈
- 統一教会の解散請求
- ホスト対策
- 創価学会名誉会長が死去して、宗教と政治（公明党）の基盤崩れ
- 自民党派閥の政治資金パーティー収入裏金疑惑と議員辞任
その一方で、デジタル化による環境づくりとインフラ整備の見直しが始まり
少子高齢化社会の負担を軽減する一環として
ChatGPTや他のAI技術が官公庁や企業で活用され、様々な業務において
効果的な自動化が進んでいます。
たとえば、次のような取り組みです。
- 申請やマニュアル改訂や修正作業を自動化
- ChatGPTを学習ツールとして導入
- 情報収集や資料作成
- スーパーでChatGPTを活用したセルフレジの導入拡大
- インボイス制度導入で自動生成・処理を行う
では、冬至図を読んでいきます。
2023年冬至図
アセンダント牡羊座で自己を再確認する
春分：アセンダントが牡羊座
冬至：アセンダントが牡羊座
冬至図のアセンダントは牡羊座。春分図のアセンダントも牡羊座でした。
2023年春分図から日本を読み解く（マンデン占星術）
でも書きましたが
これらが意味するのは、2023年は
牡羊座（火星）に関連した課題からスタートし
同じく牡羊座（火星）で終了するということを意味しています。
牡羊座の支配星は火星であり、エネルギー、活力、バイタリティ
仕事を象徴していますから
個人の取り組みとしては「自分は何をやりたいのか」を明確にして
実現可能な範囲での「目標を設定する」ことが強調されています。
現在持っている才能やアイディアを活かして
自分が実現できることを確認して
実現可能な範囲の中で行動開始する必要があるということです。
2024年は、益々夢や理想は崩れ
既存の価値観を書き換えられるフェーズが
社会や企業組織のあちこちに訪れますから
個人もそれに巻き込まれる可能性があるのです。
これらの変化に備え、冬至から春分までの期間が準備の時であり
自己の再確認と新たな方向性への準備が求められています。
ですから、冬至から2024年の春分までには
「自分は何をしたいのか」自分の欲望や目標を再確認して
自分を明らかにしておくことが、未来に向けた種まきとも言えるでしょう。
また、冬至図では牡羊座の支配星が９ハウス射手座に入っています。
9ハウスは、遠くの旅、学問、精神的な成長、哲学、外国や異文化など
を象徴していますから
視線を高いところに向け、個人の発展だけでなく、より大局的な視野を持つ必要も
出てくるでしょう。
自分を知ること、興味や知識を追求して深い洞察を得る
異なる文化との交流、世界に意識を向けることは
これらの学びや経験が、やがて自分の強みを発揮する基盤となり
個人的な成長と共に社会貢献に繋がっていくということです。
冬至の太陽テーマ
冬至のテーマである太陽は、９ハウスの射手座
この太陽は、土星、月、木星と幸福の小三角形を形成しています。
太陽を岸田政権、月を国民、土星を制度、木星を社会的恩恵や福祉とすると
政府や制度による国民への救済やサポートが入ると考えられます。
支持率低迷、政治資金問題で後がない岸田政権は起死回生を見据えて
１２月に発表された所得税と住民税を合わせた定額減税だけでなく
さらなる何か、国民のためになる制度を出してくる可能性があるでしょう。
新型コロナウイルス感染症が５類へ移行したことで
国民は楽観的になりやすく、重税と物価高の中でも工夫しながら
生活レベルの維持や、自分なりの幸せを求めていますが
その背後には冥王星がスクエアで、じわじわとプレッシャーをかけてきますから
「ちゃぶ台返し」のような破壊を起こして
国民の価値観を書き換えを要求してくることもあるでしょう。
たとえば
低所得者への｢10万円給付｣という、強引で不平等感を生むバラマキは
山羊座的な価値観である一方で
「富の再分配」による平等化という、水瓶座的価値が入り始めていますから
2つの価値観の狭間で国民は揺さぶられることになります。
好待遇や経済的な手当、減税という（飴）を提供したと思えば
一方で不平等な法律や規制（鞭）を課す戦略に翻弄されるのです。
キャリアにプラスになる土星の使い方
また、11ハウスに入る土星が意味するのは
自分の仕事やキャリアが、友達や利害関係のないグループとのつながりに
影響を受けやすいということです。
趣味や同じ興味を持つ仲間や、近所の人たちとのつながり
一緒にやるプロジェクトが、自分の仕事の成功に繋がってくる
友達や仲間と一緒に協力することが、自分のキャリアにプラス効果が
出てきやすいです。
自分の社会的な成功が、友達や協力してくれる人たちのおかげで支えられ
仕事も人間関係も充実感を感じやすくなります。
冬至以降は
趣味や楽しい活動で仲間と一緒に過ごす時間を増やして
人との絆をつくることが、仕事にも良い影響を与える相乗効果がでてきます。
冬至からの要注意点
ただし、金星と天王星がオポジションですから
少子化問題や外交問題が原因で、日本経済や財政が急変する可能性があります。
さらに、リリスも絡んでいるため
何かしらのトラブルや課題が出てきやすく
経済や外交に影響を与える可能性が高まるでしょう。
日本経済、財政が変動しやすい時期に入るため
外交問題、経済・株価、為替の急変に注意が必要となります。
2023年は日本株が急騰した１年でしたが
海外の政変、地政学リスク、株価急落に巻き込まれて
急落する可能性もあるかもしれません。
12月20日時点で岸田政権による
2023年海外へのバラマキは国税のほぼ半分29 兆 5791 億 900 万円でしたが
日本国籍の子供のため少子化対策に国税をしようすることなく
他国のために、緊急支援を発動することもありえます。
まとめ
2023年もあと数日となりましたが
私たちがやることは
現実を見つめ、未来に向けての種をまく準備をすることが大切です。
個人の経験や知識、やりたいこと、人生のテーマを考えることが
未来を良い方向に進める手助けになります。
そのために必要なことは、つぎのようなことです。
①自分がやってきた経験・知識
②やりたいこと
③人生テーマ
自分も含めて2000人を鑑定してきた結果言えることは
「人生テーマ」が起因で生まれてきて、その課題をやるために、やらされるために
問題が起きていることが多いです。
ということで長くなりましたが
今から、来年に向けた準備をしておいてくださいね。
新しい年が良い方向に向かうことを願いつつ、良い年末年始をお迎えください。
2024年が素晴らしい一年となりますように。
