円安・インフレで皆が貧しくなる日本
10/28 政府による「29兆円規模の大型経済対策」が出されました。
39兆円の #総合経済対策 を閣議決定しました。
電気・ガス・ガソリンの負担軽減策で1家庭当たり総額4万5000円の支援。子育て世帯を応援するため10万円相当の子育て支援パッケージ創設。4万4000円の旅行支援などコロナ禍で縮んだ消費を取り戻す。
物価高克服、経済再生実現のための総合経済対策です。 pic.twitter.com/LqjMm07FDx— 岸田文雄 (@kishida230) October 28, 2022
日本は、先進諸国に比べたら、経済発展では30年出遅れているので
国も企業も個人も、今こそ本気で「価値づくり」に取り組むべき時が来ています。
バブル崩壊からデフレ時代に突入して、企業は価格優先で合理性ばかりを
追及し「良いものを安く売る」という価格競争が起こり
その結果、人件費が削られ、今や日本人30代~50代の正規雇用が22%という結果で
さらに、消費増税により日本社会が疲弊している状態です。
本来ならば、企業は持続可能な良いものを生産して
適性価格で循環させることで、従業員の正規雇用を守り
日本国民すべてに豊かさが行き渡る、社会の仕組みを考えることが
必要であるにも関わらず、こんな内容では
日本が貧困から抜け出せるわけがないのです。
日本という国は、今後人口が増えていくことはありませんから
経済が伸びていくこともないのです。
アメリカやシンガポールのようにイノベーションを重視して
世界から才能を集められる魅力もなく
今や、100万人以上の若者が海外に出稼ぎに出始め
異国で安い賃金で使われているのです。
このままだと
30年前の中国みたいな人件費の低さで、世界の下請け工場となるか
アジアからのインバウンド観光で、安いと言われ買い叩かれていき
やがて、日本人の給料は発展途上国レベルとなり
旅館やホテルは外国人に買収され、外国人観光客に利用されて値上がりして
日本庶民には手が届かなくなることもでてくるでしょう。
日本に生きる私たちは、こういう未来を前にして
清貧に生きていくのか、稼いで豊かに生きていけるのか
分かれ道にいるのです。
蝕の影響から未来の課題を読む
今回は、10/25日に起きた部分日蝕から2週間後に起きる
11/8日の皆既月蝕を通した影響を見ていきます。
蝕の影響は、次の蝕が起こるまでの期間、そのテーマが有効となりますから
次回の蝕が起こる、2023年4/20日までの影響となります。
今回の2つの蝕は「5ハウス」で起こり
そこには、ドラゴンテイルだけでなく、水星と金星も滞在することで
5ハウスが強調されています。
5ハウスが示す課題=ブランド力/私の価値
が重要であり、それが強みになるということです。
このテーマを通して、未来の可能性を拓くことができれば
「貧困化した日本」や「自信がないワタシ」から脱出できる
未来に向けた活路が見出せるかもしれません。
ということで、蝕の影響から
日本が、日本国民が「生き残っていく」ためのヒントを書いていきたいと思います。
2022部分日蝕
まずは、10/25日に起こった部分日蝕は
5ハウスと11ハウスのノード軸に対して
・5ハウス蠍座:月・太陽・金星コンジャンクション
・8ハウス山羊座:冥王星とスクエア
・10ハウス牡羊座:木星とインコンジャクト
5-8-11ハウスは、不動サインが支配するサクシーデントハウスですから
価値がテーマとなります。
国や企業、個人が
「自分の存在価値をどう育て、どう発展させ
他人の批判に耐えうるだけの(納得させる)価値として
外部に循環させていけるか」が問われています。
特に5ハウス・蠍座の強調ですから「究極の私」である
「自分らしさという価値観」がテーマで
そのために、経済、お金、人間関係の見直しが必要になります。
自分らしく生きるために「お金の使い方、人間関係」の清算を迫られる
また、仕事や目的達成のためには、苦しいことに耐え、無理をしなければならない
強制的な変化を強いられることもあるかもしれません。
たとえば、
組織による同調意識や理不尽な価値観の押し付け、家族や夫婦間の愛情問題など
もはや関係を維持できないのに、逃げられない抑圧「しがらみ」の中に埋没して
現状維持をするか、強制的に変化を強いられるか「0か100」かの選択を
迫られるのです。
・5ハウス:水星による知性・技術
・1ハウス:火星、8ハウス:土星とベスタ合による風のトライン
ですが、不要なものやしがらみを手放した変化の後に
新しい価値を手にするためのヒントとなるのは
具体的な価値づくりのための知性や技術は、次のようなものです。
- 時間をかけないと身につかない高度な技術や知識
- 広く浅くではなく1つのことを極める・職人技
- 現実的かつ専門的な知識
- 集中的に取り組む継続する能力
- 他人が納得できるような説得力や表現方法
2022・11/8に起こる皆既月蝕と天王星食
次に11/8日の月蝕は
日本時間18時9分から月が欠け始め、19時16分に皆既食となり
今回の月蝕では、月が天王星を隠す「天王星食」も同時に起こります。
・5ハウス蠍座:金星・太陽・水星コンジャンクション
・11ハウス牡牛座:月と天王星のコンジャンクション+8ハウス水瓶座:土星
=Tスクエア
10/25日の部分日蝕の時と同様に
お金や経済、人間関係、知性や情報の使い方による
価値づくりがテーマ、取り組むべき課題となります。
国や企業のブランド力、個人の自分らしさ
という「価値」を育て発展させるために
知性や技術を使って、必要な人材や人間関係を駆使して
他人の批判に耐えうるだけの(納得させる)ためだけでなく
社会に役立つために、今まで積み上げたモノを更に改善して
グレードアップさせ、新しいモノを生み出し
外部に循環させていく必要があります。
・5ハウス蠍座:金星・太陽・水星コンジャンクション
・10ハウス魚座:海王星、1ハウス蟹座:パラスと水のトライン
そのためには、同じ理想や希望の未来を共存できる仲間、チームが必要となります。
デフレの終焉で古い価値観を捨てる
日本が貧しくなった原因として
企業は、グローバル経済下の価格競争にさらされ
消費者のデフレマインドを恐れて、原価の上昇分を価格に転嫁できずに
長年、生産を続けていました。
ですから、5ハウス的な「日本らしさ」「自分たちがつくりたいものをつくる」
発想がない、変化のリスクを恐れ、目の前の危機を先送りにしてきたのです。
個人も「賃金が上がらない」という形で、ツケを払わされてきた
結果の現在です。
時代はデフレからインフレに転換したわけですから
そろそろ、企業もブランド力を見直し、個人も私の価値を
再設定するには、デフレマインドを捨てて
良いモノ=適性価格>良いモノ=安いという意識が必要です。
インフレ時代に向けた新しい価値の再設定を行う
組織経営学者で米スタンフォード大のチャールズ・A・オライリー教授によれば
「組織の進化には、異なる2つの能力が必要とされる。
1つは既存事業を「深掘り」する能力。もうひとつは新規事業を「探索」する能力。
両利きの経営とはこの2つの能力を同時に追求することにある」と語っています。
個人も同様で
自分の持つ適性や才能を磨き「自己価値」として社会に提供していくと共に
既存の価値観を生活スタイルや時代に合わせて
自分の価値をリニューアル・変革させていく必要があります。
自分が望む仕事や人生を手にするためには、自ら動的に行動して
今、目の前にある現実を少しずつ、理想へと近づける作業が必要になります。
そのためには、蝕のエネルギーを利用して、価値の再設定から始まるとよいでしょう。
おしまい