魚座で土星と海王星の逆行は注意が必要
2024年7月から４ケ月半の間、魚座で土星と海王星が逆行します。
魚座は、メンタルや感情をつかさどるサインですが
柔軟サインの最終形であり
知識や知恵の集合体ですから、インターネットや
ChatGPTをはじめとするAI＝人工知も意味します。
また、現実には存在しない理想的な状況を
「こうなったら」というタラレバ理想を夢見ます。
近年、フェイクニュースが問題視されているように
情報を正しく理解し、活用する力がなければ
騙されて利用される危険が増え
情報をうまく扱えないと、生活が難しくなることも
あるでしょう。
そんな魚座で土星と海王星が逆行しています。
この影響で、望んでも望まなくても隠された真実が明らかになったり
デマや噂に振り回されて気持ちが不安定になりやすく
自分の弱点に揺さぶりがかかりやすい時期
に入りました。
今回は、魚座において土星と海王星の逆行が
4ケ月半も続きます。
私たちの生活に、どのような影響をもたらすのか
詳しく解説します。
土星の逆行中に起こること
土星は、私たちに課題や試練、責任、忍耐をもたらす天体で
古典占星術では「凶星」とされ、忌み嫌われていますが
土星は、社会生活での秩序や組織上での管理を促し
個人よりも集団の規律と統制に効果を発揮するため
社会的にやりすぎ、やらなさすぎを中庸にする
作用があります。
また、魚座土星は足の怪我、浮腫、薬害
裏切り、裏付けがはっきりしない証拠を意味します。
空気が読めない迷惑な人
負けが明らかなのに撤退しない人
地域のルールを破る迷惑な人
でもあります。
たとえば
パワハラ疑惑を告発した職員を
内部調査だけで、誹謗中傷として停職処分にして
死に追いやっておきながら
自らの辞職要求には「生まれ変わって責任果たす」と言い張る
元官僚の斎藤兵庫県知事のような人です。
土星の逆行がもたらす影響
逆行中は、意識が過去へ向かわされ
これまでの自分がやってきたことを見直すフェーズになります。
土星が逆行を開始すると
これまで安定していたと思っていた事柄が不安定になり
再評価が求められます。
魚座で起こるため、気持ちが揺さぶられ自信を失いやすく
内面的な感情や過去の思いを追体験させられることになります。
感じたくない感情が過去にあったり
「～しなければならない」と自分に厳しく律してきた場合には
デジャブのように過去と同じような体験をさせることで
当時のやり直しをさせて
本当の自分の気持ちを思い出させるような
状況を作り出します。
また、マイナス思考に引っ張られやすく
気持ちを抑え込むと、感情が溢れ出して
堂々巡りに入りますから、自分の本音を再確認する必要があります。
魚座土星の問題＝真実が把握できなくなる
魚座土星が逆行していくと
双子座木星とスクエアを形成していきます。
制限や枠組みを見直し、新たな視点やアプローチを求め
社会的に軌道修正や見直しが図られていくことになるでしょう。
同じように
私たちの信念体系も再確認させられることになります。
「これくらいはやって当然」
「何かをしなければ」
「結果を出さなければ自分には価値がない」という信念
身体が悲鳴を上げているのに無理をする
「ここまでやれば十分だ」と自分に制限をかける
無意識の思い込みや
自分の中にある「当たり前」
自分ルールを見直す必要がでてくるでしょう。
自分が自分に強いてきた我慢を解放する時期になります。
海王星の逆行中に起こること
一方、海王星は、夢や無意識、スピリチュアリティを司る天体で
目に見えない潜在意識に働きかけて
私たちの直感やインスピレーションを高めます。
また、物事の境界を溶かして、現実と幻想を曖昧にする力を持つので
夢見る力やスピリチュアル、宗教のようなつながりを強化します。
海王星は無意識の世界に働きかけるため
騙されたり、騙されていたことが明らかになり
信じていたものが揺らぎ、混乱を通して、深い変容が起こります。
また、アルコールや薬、石油、嘘、カルマなどの意味もあり
人との境界線まで消し去りますから
他人に尻拭いをさせる人
他人の尻拭いをさせられる人
他人から無理を言われる犠牲者
自分を犠牲にして他人を助ける人
が出てきます。
たとえるなら
他の職員のために兵庫県知事を内部告発した
元局長もこの部類に入ります。
海王星の逆行がもたらす影響
魚座に滞在する海王星は「最後の逆行」となります。
今回の逆行は
これまで13年間の魚座滞在を締め括る最後の調整期間となり
牡羊座で始まる新たな時代に向けた準備期間
牡羊座の「自らで獲得することが当たり前」
が始まる前の総決算期です。
何といっても魚座29度の逆行ですから
仕切り直しの流れは大きく、先行き不透明感が広がり
大きな事件や事故の真実が明らかになっても
責任追及はうやむやになりやすいでしょう。
海王星が逆行すると
理想通りにいかないことをどう引き受けるか
今にふさわしい実現可能な理想・未来を描きなおす
必要に迫られます。
これまで曖昧にしてきたこと
見て見ぬふりをしていた事柄が浮き彫りになるが
物事は理想通りに進みづらく
現実から目を逸らしていた人や嘘をついていた人にとっては
厳しい現実を突きつけられることとなるでしょう。
魚座海王星＝隠されていた真実が暴かれる
良くも悪くも「幻想」から目を覚まさせられる期間となり
先行きが見えない不安、メンタル的なダメージが大きくなります。
４ケ月の土星と海王星の逆行中の過ごし方
逆行とは過去のやり直し、次に向かう調整期間であり
これまでの流れを逆方向させる「禊作用」です。
2024年前半を振り返っても
確かだと思い込んでいた現実が
災害や事故、疫病、電磁波により、瞬く間に崩壊していった事実を
目のあたりにしてきましたが
それでもまだ、明日も明後日も当たり前のように来ると
私たちは思っています。
本当はどうなるかは誰もわからない
不安定、不覚的要素が多くなりつつあるのに
ですから
本当に見たい真実は、目に見えないところに存在すること
何が起きても不思議ではないという
心の準備をしておくしかありませんが
極端に悲観的になる必要もありません。
まとめ
これから本格的になる風の時代は「個」を生きる時代ですから
自分が「ない」ままでは辻褄が合わなくなります。
その前段階として、魚座での土星と海王星の逆行期間は
本当の自分自身に還るため時間であり
起こる出来事に気持ちが揺さぶられ
自分と向き合わされることが多くなるでしょう。
魚座の逆行ですから
「手に入れては失望する」を繰り返すことになり
どんなに努力しても「できなかったこと」を批判されたり
かすかな期待すら裏切られ、失望することもあるかもしれません。
また、将来に対する不安や焦りが増す
他人からのプレッシャーが強くても
今は、失望を繰り返す時期だと思って
他人から批判されても、評価されても
他人の期待に応えるのではなく
自分自身を生きることが大事です。
不安定や先行きが見えない恐怖に怯えず
自分の気持ち、思い込み、信念を見つめ直すための
自分と向き合う時間「お知らせ」が来たと受け入れましょう。
自分の本音に向きあい、ノートに書きだしていくと
自己理解が深まり、未来に向けた新たなビジョンが見えてきます。
逆行期間こそ、あなたが本当に形にしていきたいもの
理想を描き直すために
エネルギーを使っていきましょう。
おしまい
