牡牛座と水瓶座ステリウムは閉塞感を生み出す
やらなければならないことが多い、やりたいことがたくさんあるのに
今年に入ってから、やる気が出ず、 何をやるのも億劫で
色んなことを後回しにしている人も、多いのではないでしょうか
その原因は、1月7日に火星が牡牛座に入って以来、天体配置には火の要素が全くなく
1月20日からは太陽も1ケ月間、水瓶座に滞在していたので
これでもかというほど、水瓶座に5天体が集まっていたからです。
ステリウムとは、同じサインやハウスに3つ以上の天体が集まっていること
2月19日に太陽は、ようやく魚座にはいりましたが
それでも、現在の天体配置は
水瓶座に、土星、木星、金星、水星
牡牛座に、天王星、火星
と不動サインに6天体が集まっています。
これだけ天体が不動サインに入っていると
心理的に内向的になりやすく、新しい何かを始めようとする意欲は持ち難く
自分が培ってきた考えや行動を頑なに死守しようとします。
たとえ、アメリカでワクチンの接種率が20%に上がり
アフターコロナを見据えて、株価が3万円を超えようが
企業や多くの人が未来に向かって動き出していようが
自分だけが、世の中のムードを掴めないまま時流に乗れず
貧乏くじを引いてるような気になっているかもしれません。
動きたいのに動けない、 自分だけが損をしているのではないか
そんなジレンマに陥ってるならば、自分自身について内省する
自分の価値を掘り起こせばよいのです。
世の中には大量の情報が出回っていますが、何が真実かわからないほど
情報操作されていますから、最後は自分で判断するしかありません。
判断基準において、何事にも動じない自分の価値観を持っていることは
大きな強みでもありますが、風の時代に対応していくためには
信念ともいうべき根本部分を維持しながら、時代に合わせて刷新させていく
必要があります。
自分の価値観に、水瓶座時代に対応する未来ビジョンを足すことで
最終的には大きな何かを手に入れることができますから
今は置いてきぼりでも、春分から動きだす準備をしましょう。
今回は、水瓶座ステリウムによる閉塞感を抜け出して
未来の自分のために、どのように気持ちを維持していけば良いのか
書いていきます。
5ハウスステリウムでチャンスを掴む
魚座が太陽に入った時点で、水瓶座ステリウムは5ハウスにいます。
5ハウスの基本サインは獅子座で火のエレメントですから
個人としての完全性、遊び心をもって、心の中にある喜びを外に向かって表現します。
本当のチャンスは「自分にしかできないこと」をやり続けることですから
チャンスを掴むには、事前に準備しているから掴めますが
いきなり来たチャンスには、怖気づいたり、十分に掴むことは難しいです。
「自分にしかできないこと」は、個性に根差したものでしか対応できませんから
多くの人ができることが、自分にはできなくても良いのです。
何でもそこそこできるマルチな才能は、風の時代では通用しません。
個性のベースとなる、5ハウスが示す獅子座的な要素
自分が大好きで、自分の個性を外に押し出す勇気、自己肯定感が大事です。
気持ちを強く押し出さないと5ハウスは生きませんから
自分の主観的な感情、自分の存在を肯定的に捉える獅子座のニュアンスを
水瓶座ステリウムの中に取り込みます。
水瓶座の客観的な視点、利他の心で世の中に向き合いながら
自分の個性を発揮する、自分の太陽サインの理想(サビアン度数)を
現実化させることで、報われる形へと持っていくことです。
水瓶座と牡牛座によるスクエアの影響
現在、水瓶座には土星、木星、水星、金星の4天体と小惑星のパラスが入っていますから
水瓶座の性質が突出して世の中に溢れています。
また、水瓶座ステリウムに対して
牡牛座天王星、火星、感受点のリリスがスクエアです。
水瓶座ステリウムは、時代に合うように社会的な意識の変革を求めますが
牡牛座火星と天王星は、自分の独自性と現状維持を頑なに貫こうとするので
変革と現状維持の対立(新旧の価値の対立)による影響は
人々に葛藤とジレンマを生み出します。
そんな中、水瓶座と牡牛座によるスクエアが続く1月7日以降は
共通の関心や利害を共有する人々がひとつの共同体となって
既存の権力者や巨大企業に対して、社会正義や平等、自由を要求しました。
アメリカでは、空売りを仕掛ける巨大ヘッジファンドに対して
個人投資家が共同体となり、ヘッジファンドに大損をさせました。
(ゲームストップ株を巡るスキャンダルとなっています)
日本でも、五輪組織委員会元会長、森氏の不適切な発言に対して
SNSや世界の女性が中心となり抗議が殺到した結果、辞任に追いやられました。
(森会長についてはこちらからどうぞ↓)
森会長辞任は本格的な水瓶座社会が始まる合図
水瓶座ステリウムの影響は、社会的にはこのような形で現れていますが
個人が利用するには、既存の価値観に未来ビジョンを加えます。
その力として、牡牛座火星を利用します。
牡牛座に入る火星は、線香花火のような弱い火星力しかありませんが
無いよりマシですから、閉塞感のある水瓶座ステリウムに小さな刺激を与えます。
水瓶座ステリウムの塊は、既存の眠る才能(5ハウスにいる水星、金星、木星、土星)ですが
そこには、恥ずかしいから、確信が持てないから、自信がないからという理由で
まだ使っていない能力も眠っているはずです。
たとえば
- 人から褒められても自分では使ってこなかった能力
- 好きだったり得意だけれども伸ばしてこなかった能力
- 先祖から引き継がれた家系的な資質
これらの才能を発掘して、実際に使ってみることです。
水瓶座金星と牡牛座天王星を使って未来に向けて自己投資をする
自己価値や本質を意味する天秤座2ハウスの支配星は金星で、それが5ハウスに入り
自分を輝かせる水瓶座5ハウスの支配星である天王星は、8ハウスにいます。
水瓶座金星と牡牛座天王星はミューチュアルレセプションという
お互いがエネルギー交換した補完状態です。
金星の持つ自己価値を、天王星で変革させるために
5ハウスの要素を使って実践します。
5ハウスは、自己表現のハウスですが、同時に投資や子育ても意味します。
自分の才能に新しい価値を加えたら、未来に向けてどんな投資ができるのか
どんな才能をどのように育てていくのか考えます。
未来に向けた自己投資とは
これまで育ててきた自己価値(知識や技術、それに費やした時間や労力など)を
将来の自分の価値を増加させるために投資するのです。
時間や労力と言った有限のものを、理想の自分、自分の未来のために
どう投資していくのか考えます。
たとえば
ブラッシュアップのために資格を取るのか、学校に通うのか
youtubeで情報を得て知識を増やすのか、志が同じ仲間を探すのかなど
自己投資の矛先は、人それぞれですが
できれば、好きなことや得意なこと、才能がある分野に投資した方が
結果は得やすいでしょう。
自己投資するには、次のことを検討してみます
- 現状の自分は何ができて、何が不足しているのか
- 未来の自分はどうなっていたいのか
- どんな未来を生きられたら、自分の理想に見合うのか
ですが、未来に向けた自己投資をしても
自分が思い描く理想の未来を100%実現できる約束はしてくれませんし
思うように進まず時間や労力が無駄になることもあるでしょう。
それでも、未来に向けて始めてみないと
自分の可能性を、今の状態以上に拡張することは難しいです。
人生に明確な目的意識を持ち、周囲の人間に対して自分の未来への覚悟を話せたならば
必要な情報や人からのサポートが入ってきたりします。
動きたくても動けない状況でも大丈夫です。
心の中にある火のエネルギーを少しずつ奮い起こして準備しておけば
暖かくなる春分頃には、本格的に始動できるはずです。
おしまい
ご自身の適職、核となる本質、この先の方向性など知りたい方は
下記よりご連絡をお願いいたします。