サクシーデントハウス③価値観から読む
先週末は月1回の占星術勉強会でした
今回の課題は、先月に引き続き
サクシーデントハウスを利用して
自己像を書き換えるというものでした
今回も引き続き、2、5、8、11ハウスの滞りをみていくわけですが
中でも2ハウスの支配星である金星を実感することから始めました
金星は、地球に最も近い惑星で
その大きさや質量が地球に近いため、地球の双子星と呼ばれています
占星術では金星は自己価値を意味しますが
天で起きていることは地上でも起きると仮定すると
地球を私と見なし、金星を通して自分を実感するために
金星を自己価値と意味づけているようです
ここで自己価値とは
有限である肉体や時間の感性、資質を意味するため定義されます
人は、2ハウスという環境を通じて
有限である自己資本(自己価値)をどのように大切にし
育んでいるか否かは、人生のバランスをとる意味で大切になります
例えば、時間の使い方がルーズだったり、嫌なことを後回しにする
身体的に自分を傷つけているような状態は
自分を雑に扱っていることになります
同様に、ホロスコープでも
2ハウスの支配性の状態がよくなかったりします
「ホロスコープがそうだから仕方ないじゃない」ということでなく
ナラティブセラピーで自分を語ることで
自己イメージを書き換えることも可能なのです
5Hは象徴として太陽ですから
自分の中から溢れる情熱で行動することが前提です
自分を肯定して、楽しく自分の価値を表現できていることが
本来の5ハウスの活かし方となります
人生の中で金星や太陽を利用できている人は
他人を意識するのではなく、あくまでも自分の中から感じる
湧き上がる私的感覚を大切にしている人です
8ハウスの象徴は、蠍座であり冥王星ですから
他人の価値観にどっぷりつかり、その力を利用しながら
実力をつける意味合いがあります
サラリーマンがこれにあたります
企業の中で働く場合は、自分の意思よりも
組織や会社の意向を優先するから
何らかの報酬を得られるということが8ハウスを体現しています
昔は一生涯サラリーマンや、団体などに属しすることが一般的でした
今や牡羊座天王星の時代ですから、そうはいかなくなっています
これは、佐村河内氏のゴーストライターをしていた新垣氏の暴露や
STAP細胞相の裏付けのなさが明らかになるなど
時代を語っています
11ハウスは、世間の価値や他人の評価を意味します
他人の評価を自分が受け入れるか否かという葛藤があります
因みにマイケルジャクソンは
他人から評価されないと、自分の価値がないと考えていた傾向があるようで
他人の評価で自分の人生を左右されてしまうリスクがあります
このように価値観というキーワードから
自分の人生を振り返ると、なかなか思うように自分の価値観を持ち
それを実現することが難しくなっています
それは、冥王星と天王星のスクエアが始まった2010年頃から
皆の意見や価値が反映されやすいため
一子相伝や秘伝というような閉ざされた世界が通用しなくなり
秘密や嘘がどんどん暴かれる時代になっているからです
例えば、「ぶなっしー」のようなゆるキャラが流行る背景には
皆がかわいいというと、自分はそう思わなくても
そうだと思い込む時代の現象が関わっています
同様に私たちは、他人の評価や意見を無意識に取り入れて
自分のセルフイメージを作っていることが多いです
そのセルフイメージどおりに、自分の人生を作っていることが多々あります
例えば、仕事でも人間関係でも
うまくいかないと感じるようなことは日常茶飯事です
そこから、うまくいかないことを無意識に回想しながら
セルフイメージを作りあげていることが多くあります
その不安要素から見えない未来に不安を感じて
生きることを困難にしている悲観論者は意外と多いのです
しかし、実際はそれほど悲観的になる必要はないのかもしれませんから
自分の低いセルフイメージを書き換えてみることから始めれば人生は変わります
うまくいかなかった過去を手放し、小さな喜びや楽しみを数えることから始め
「自分の好きなセルフイメージを語る、作ると人生は違ったものになるのです
今回は長くなりました。
では、良い週末をお過ごしくださいね