牡羊座海王星前の天体イベント
3月30日、ついに海王星が魚座を抜け、牡羊座へと移動します。
10月22日には逆行して再び魚座に戻るものの
2012年から約13年間続いた「魚座海王星時代」の
グランドフィナーレともいえる出来事が
2025年3月中には次々と起こりそうです。
というのも、海王星が牡羊座へとサインを変える前にも
天体イベントがあるからで
1.3月 2日:牡羊座で金星逆行
2.3月14日:乙女座で皆既月食
3.3月15日:牡羊座で水星逆行
4.3月29日:牡羊座で部分日食
牡羊座で金星逆行を開始すると
3月11日には株価が一時的に36,000円台を割り込む場面があり
3月14日には満月と皆既月食が重なる「ブラッドムーン」が発生し
占星術的に重要な転換期や変革を象徴する時期となり
そのタイミングで
石破首相が、自民党の新人議員に10万円相当の商品券を配った問題が発覚し
「ポケットマネーで用意したもので、法律に抵触しない」
と釈明しましたが、
その「ポケットマネー」が実は官房機密費を使ったのではないか
という疑惑が浮上しています。
かつては党内でアウトロー的な立場を活かし
「反既得権益的な政策」を期待されていた石破首相でしたが
実際には、期待を裏切るような行動が続き
ついに「おまえもか」と国民の失望を買うことになり
党内では「石破降ろし」の動きが加速した模様。
7月の衆議院選挙に向けた政界の戦いが
いよいよ本格化した合図と読めます。
15日以降は、水星が牡羊座で逆行を開始し
29日には、部分日食となります。
牡羊座海王星前の日蝕が示す未来の兆しと影響
今回の日蝕は、海王星が牡羊座に入る前日に起こりますが
アセンダントは、蠍座でその支配星の冥王星が3ハウス
副支配星の火星は、9ハウスに入り6ハウスキロン、12ハウスのリリス
とスクエアの柔軟サインの三角形を形成し
蠍座由来の8ハウスには木星が入っています。
根本的な変化や改革が必要とされる時期となり
SNSを通じて、これまで隠されていた政治家の不正が次々と暴かれ
トランプ大統領による関税戦争をきっかけに
国際情勢が悪化し、貿易摩擦や為替変動、エネルギー政策
外交問題が日本社会に影響を及ぼしそうです。
太陽と月が6ハウスに位置することで
物価上昇と給与据え置きの中の増税、医療費の改悪により
低所得層やフリーランス、非正規雇用者にとっては
ますます厳しい状況が続く中
国民(月)は労働や税負担に追われ
生活はますます厳しくなっていくでしょう。
その中で、「減税すらしない政府」への不満が高まり
財務省解体デモなど抗議の声を上げていますが
政府(太陽)は国民の声に耳を傾けるよりも
自らの利益を優先し、一部の権力者や大企業に有利な法律を作り続けそうです。
また、5ハウスにいる逆行する金星と海王星が
魚座でコンジャンクションですから
楽観ムードが広がり、実体以上に株価が上がるかもしれません。
2025年は経済の転換期であり
隠された権力構造が明らかになる中で、国民がより深く政治や経済に関心を持ち
変革を求める声が高まりそうです。
牡羊座海王星前の転換期がもたらす未来への影響とは!
2020年、土星と木星が水瓶座に入り、風の時代が幕を開けましたが
その始まりはコロナ禍による世界的なロックダウンとともに訪れました。
仕事や学習形態が大きく変化し
テクノロジーの進化によって
人々の働き方やコミュニケーションのあり方が一変しました。
コロナ禍中は、FRB(米連邦準備制度)、ECB(欧州中央銀行)、日銀が
大規模な金融緩和と財政出動を実施したことで
コロナショック後の急速な株価回復をもたらしたものの
国民の経済格差が拡大して中間層の衰退が進み
ロシアのウクライナ侵攻が勃発したことで
世界秩序が揺らぎ、資源高による物価上昇が加速していき
世界はさらに大きな転換点を迎えたのです。
冥王星が水瓶座へと移動すると
AI革命の象徴といえるChatGPTが登場し
社会は急速にテクノロジー化されていく中で
ハマスによるイスラエル侵攻が起こり
戦争の影がさらに濃くなりました。
風の時代は、単なるテクノロジーの進化だけでなく
戦争による資源高や物価上昇が国民生活に大きな影響を与え
SNSによる情報戦が激化し、フェイクニュースやプロパガンダによって
世論が操作される時代へと突入しました。
ロマンス詐欺や金融詐欺が横行し
テクノロジーがもたらす恩恵とリスクが交錯する
新時代の現実が浮き彫りになったのです。
牡羊座海王星がもたらすインフレと株価暴落予兆
2025年、アメリカにトランプ大統領が誕生すると
徹底的なアメリカ・ファースト、私たち(アメリカ)が一番だという考えにより
他国に対して、恫喝外交を始め
不法移民の強制送還、パリ協定からの再離脱し
カナダ、メキシコ、中国の輸入品に対する関税を引き上げ
全ての国からの鉄鋼とアルミニウムの輸入品に対して
25%の関税を適用しましたが
これらの影響から、アメリカ国内ではインフレが再上昇し
株価が下落を始め、景気後退《リセッション》が囁かれています。
トランプ大統領の言動は
まさに牡羊座を象徴する「突き進む力」や「自分ファースト」の姿勢を
体現しており、私たちは彼を通じて
「牡羊座海王星時代の影響」を強く感じさせられているのです。
また、牡羊座の支配星は火星で下記の象意があり
・戦争、戦い、武器、火薬、怒りや暴力的な行動
・怒り、衝動、闘争心、暴走、スピード
・行動力、リーダーシップ、猪突猛進
今後、牡羊座は強調されていくことからも
自分の見たいもの(理想)だけを見て
自分ファーストをして、暴走する人が増加してくると考えられます。
火星の影響を上手に活用しないと、対立や争いを引き起こす可能性があるため
言い方、立ち振る舞いには注意が必要な時代となります。
牡羊座海王星の影響とテーマを歴史から読む
歴史は形を変えながら繰り返されるものです。
過去に起こった牡羊座海王星の出来事を振り返ることで
その影響を理解し、未来に備えるヒントを得られるかもしれません。
1861年4月、海王星が牡羊座に入ると、世界は大きく動き始め
次のような対立からの戦いが起こりました。
・アメリカで奴隷制度をめぐる南北戦争が勃発
・日本で反幕府勢力を押さえ込んだ大老・井伊直弼が暗殺される
・尊王攘夷運動が激化
牡羊座海王星の影響下で起こっ対立(戦い)のテーマは
旧体制を維持したい勢力 VS 新体制を求める勢力
国家のあり方や権力の正統性をめぐる争いであり
近代化や変革を巡る戦いでもありました。
このような対立は、世界各国でも起こり
社会の変革期における抗争として
大きな歴史の転換点へとつながったと考えられます。
そんな激動の時代でも、日本とアメリカは貿易を行い
外交、経済、軍事の各分野で交流は続けていました。
牡羊座海王星の影響は
これからも同じようなテーマのもと
私たちの生活に変革をもたらしそうです。
牡羊座土星の影響とテーマを歴史から読む
3月末から牡羊座海王星時代に突入するわけですが
5月25日には、土星も牡羊座に入ります。
前回の土星牡羊座期である
1996年4月~1999年3月を振り返ると
世界的に「新しい挑戦」「個人主義の台頭」「インターネットの普及」など
牡羊座的なテーマに関連する出来事が多く見られました。
1997年 7月:イギリスが香港を中国へ返還
1997年11月:山一證券破綻(戦後初の大手証券会社破綻、金融危機の象徴)
1997年12月:「ポケモンショック」(子供に光過敏性発作を引き起こす)
1998年 8月:クリントン大統領とモニカ・ルインスキー事件
1998年 7月:和歌山毒物カレー事件
1998年12月:アメリカとイギリスがイラクを空爆
1998年 9月:グーグル(Google)設立(インターネット時代の幕開け)
1998年12月:アメリカとイギリスがイラクを空爆
新時代の幕開けとして
香港返還により植民地支配が終わり
クリントン大統領の個人的スキャンダル発覚や
ポケモンショックや和歌山カレー事件など
個々の行動が社会を大きく動かす出来事となり
特に日本では、バブル崩壊後の金融危機が深刻化し
相次ぐ金融破綻の中で、企業の生き残りをかけた
「試練と淘汰」の時代が始まったことから
牡羊座土星のテーマは次の通りで
・新時代の幕開け
・リーダーの試練
・挑戦と競争
・個人の影響力
2025年の牡羊座土星期も
形を変えて、同じようなテーマに向き合うことになるでしょう。
牡羊座土星×海王星の影響とテーマを過去から読み解く
牡羊座の大禍が始まるのは
5月25日に土星と海王星が牡羊座に入ることで
本格化してくると考えています。
というのは
現実や社会システム、道徳を意味する土星に対して
境界線を溶かす海王星がコンジャンクションになるためで
きっちりと同じ度数になるのは、2026年ですから
2025年は
未来に備える予行演習的な出来事を体験することになりそうです。
<5月25日~6月8日>
土星と海王星が0度と1度でコンジャンクション
土星と海王星が牡羊座でコンジャンクションした
過去の出来事とその影響は次の通りですが
冥王星と天王星の影響もありそうで、時代背景からテーマが読み解けます。
1528~1529年
大航海時代の真っ只中で、ヨーロッパの列強が新世界の支配を進めた時期であり
ルター派の影響がキリスト教世界が大きく変動した時代でもあり
→ 新世界の開拓と信念の変革(牡羊座的な突破・独立)がテーマ
1692~1693年
セイラム魔女裁判(1692年)からアメリカで大規模な魔女狩りが発生し
イギリスの王位を巡る争いからウィリアマイト戦争(1689–1697年)が激化。
獅子座に冥王星と天王星が重なっていたことから
王権強化がなされる一方で、魔女狩りのような極端な権力行使も行われ
→ 幻想・恐怖による社会の混乱がテーマ
1846~1847年
カリフォルニア・ゴールドラッシュが始まり
ドイツの哲学者カール・マルクスと経済学者フリードリヒ・エンゲルスにより
資本主義の矛盾を批判した共産主義思想が登場したことで
産業革命が加速する中で、社会に共産主義義思想が誕生し社会変革の兆しがあり
→ 新たな思想と経済システムの誕生がテーマ
2025年、牡羊座土星×海王星が導く未来とは?
2025~2026年は
水瓶座冥王星(2023~2043年頃)と
双子座天王星(2025~2032年頃)時代になりますから
国が何とかしてくれるという、他力本願的な幻想が崩壊して
社会には、新しいイデオロギーや信念が出はじめ
テクノロジー革命により情報や通信が変化することで
AIやインターネット、宇宙開発の進展によるデジタル社会が始まるなど
社会変革と政治変動が起こるかもしれません。
おしまい