自分の苦手を知ることで強みに変える
何かをマスターしようとするなら、粘り強さと継続が必要です。
私たちの人生に制限をかける天体として土星があります。
土星という天体は、太陽から6番目に位置して、木星に次いで2番目に大きな惑星で
ギリシア神話ではクロノスに当てはめることから、時間の支配者、制限の意味があります。
人生には、土星の制限や安定性となるブレーキががないと、欲望のままに広がっていくだけで収拾がつかなくなります。
ですが、人によって土星の課題は厳しく、苦しいものですが、学ぶ必要があるものなのです。
その課題は、人それぞれの人生チャートにある土星が配置されるハウスによって異なり
その人にとっては苦手意識が強い環境となり、幼少期はコンプレックスとなり、大人になってもひきずっている可能性があります。
例えば、ハウスという環境の中に土星が入っていると
1ハウス:自分の容姿をはじめ自分自信に自信がない
2ハウス:自分の価値観やお金に対して
3ハウス:コミュニケーションや自分の考えを伝えること
4ハウス:両親や一族との関係
5ハウス:恋愛や自己表現が苦手
6ハウス:生活習慣や食生活がルーズ健康面に影響が出やすい
7ハウス:仕事や結婚などパートナーとの関係
8ハウス:事業継承や性的なこと
9ハウス:宗教観や、海外に対する意識、
10ハウス:社会的な立場があいまい
11ハウス:未来に対する展望やグループ活動が苦手
12ハウス:メンタル面が弱く孤独や寂しさを感じやすい
というような苦手意識が出てきやすいです。
でも、これらの苦手意識も大人になるにつれて、人と関わりながら生きていくと
土星の制限など気にならなくなるほど、外惑星と言われる天王星、海王星、天王星からの影響を受けることになります。
また、ナラティブセラピーの中では、アドラー曰く
「人は言葉で自分を語ることで、自分を特定できる」と言っています。
自分が自分につけている制限を外すこともできるのです。
例えば、「私は蟹座だから人見知りです」とか、「土星が1Hにあるから自分に自信がありません」と
これまでは、そうであったとしても
自分で「私は誰とでも話をするのが得意です」とか「自分分には自信がないけどこんなことが得意です」と
他人に話すことで、自分の性格や外見を好きに選べることができるからです。
要は、個人の性格や外見は、他人が決めるわけではなく、自分で決めて良いということです。
この意識さえあれば、占いや人からの言葉の呪縛から、自分を解き放つことができるようになります。
言葉の呪縛を引き受けるか、自分で解放するかによって、人生を自分でハンドリングしていけるということです。
さて、今月15日には、土星とくっついて、無い物ねだりをしてきた火星が蠍座から射手座に入ります。
これにより、物事の展開がスピードアップしてきますので、せっかちな人は煽られやすいので注意が必要です。