248年周期の冥王星リターンが意味するものとは?
10/1、トランプ大統領が コロナウイルスに感染したと報道され
大統領選出馬が危ぶまれていましたが、週明け、早期回復報道がされて
大統領選に復帰し、再選を目指すようです。
私たち日本人にとって、アメリカ大統領選なんて、関係ないことと思われがちですが
共和党のトランプ氏が再選するか、民主党のバイデン氏になるかの結果次第では
日本の存在と経済、日本人の生活と治安に大きな違いが出てきますから注視するべき
時代の流れの一つです。
2020年は、コロナ禍よる大不況を回避するために、アメリカ政府による
やりすぎなほどの財政出動が行われ、株価は史上最高値となり
株価と世界経済は持ちこたえていますが
アメリカ発株式暴落、経済恐慌が起こっても不思議ではない天体配置になっています。
1776年7月4日に建国されたアメリカ合衆国ですが、その建国図の冥王星の位置に
トランジットの冥王星が接近し、重なり、離れていく
冥王星回帰「プルートリターン」の影響が始まっているからです。
冥王星は248年かけて太陽の周りを一周しますから、アメリカにとっては2024年までが
その期間となり、経済恐慌と株式暴落を始め、冥王星が意味する負債、赤字、破産、信用格下げ
汚職やスキャンダルとなどの影響は出てきそうです。
冥王星回帰である248年周期の事例としては、江戸幕府がありますから
今回は冥王星回帰がどんなものか、江戸幕府とアメリカへの影響を読んでみます。
江戸幕府の冥王星回帰の影響
<開国から248年後の江戸幕府のチャート>
武家政権として始まった江戸幕府は、1603年に徳川家康が創設し、大政奉還が行われた
1867年まで264年続きました。
江戸幕府は、徳川家が将軍職を世襲する幕藩体制によって諸大名を監視管理し
金銀銅の鉱脈確保、鎖国による限定国との貿易による利益、農民から米を貢納として
取り立てることを財源とする統治政治によって、長期間統治しましたが
天災と飢饉が原因で農民の打ち壊しや一揆が増える中で、米による年貢に拘ったことで
農業から商業への転換(貨幣経済)ができず、ペリー率いる黒船が浦賀に来航後、衰退へと向かいました。
ここで、冥王星回帰(プルートリターン)の影響をみてみると
江戸幕府や将軍を意味する太陽は牡羊座3°、破壊と再生を意味する冥王星は牡羊座25°
当時のトランジットの牡羊座冥王星回帰の影響は、次のようになります。
- 冥王星牡羊座20°(5度前)→1841年:天保の改革を開始
- 冥王星牡羊座22°(3°前) →1844年:オランダ軍艦により開国要求始まる
- 冥王星牡羊座29°(4°後) →1851年:アメリカからジョン万次郎が帰国
1.1841年に天保の改革により、大飢饉や大塩平八郎の乱による幕藩体制の弱体化を防ぐ政策開始
幕府の牡羊座25°の冥王星に対して、トランジットの牡羊座20°の冥王星が接近を始め
2.1844年にオランダ軍艦が長崎に来て開国を勧めた頃は
幕府の牡羊座25°の冥王星に対して、トランジットの牡羊座22°の冥王星がより接近し
同時に、幕府の牡羊座3°の太陽に対して、トランジットの牡羊座3°の天王星が重なり
幕藩体制、農業に依存した経済体制に対する変革を求め
幕府の蠍座27°のドラゴンヘッドと22°の木星に対して、プログレス太陽が27°で重なり
トランジットの牡牛座26°火星、水瓶座29°海王星が不動サインのTスクエアを作ることで
開国を迫られた日本は、日本を植民地化したい列強大国からの犠牲者となる脅威にさらされます。
このあたりを境にして、江戸幕府の終焉が近づいていることがわかりますが
3.徳川幕府開国から248年後、1851年にアメリカからジョン万次郎が帰国した頃(チャート図)は
幕府の牡羊座25°の冥王星に、トランジットの牡羊座27°冥王星と26°天王星が重なり
真逆方向の天秤座22°木星が対抗し、牡羊座土星も近づいていますから
これまでの体制の崩壊と変革が拡大していき、それが定着していくことを示唆しています。
1853年、黒船に乗ってペリーが浦賀に現れた後、1854年に日米和親条約が締結
1856年にアメリカ初代駐日領事として下田にハリスが着任し「日米修好通商条約」が締結され
諸外国との貿易が盛んになると、安い海外製品が国内に輸入され、金が大量に流出したことで
国内経済が変化し始め幕府の財政が悪化しても、統治と経済対策を変革できなかったことが
衰退の原因と読めます。
冥王星周期である248年と衰退を考えた場合
アメリカの最大の危機は、2021年~2024年の間に起こる可能性が出てきそうです。
アメリカ合衆国の冥王星回帰の影響
<1776年7月4日12:00のチャート>
アメリカ建国図の山羊座冥王星は27°「大きな養鶏場」で
山の上にある養鶏場まで、辿りつけた人しか見えない視点や価値観を手にするサインです。
アメリカがアメリカンドリームの国と言われる所以かもしれません。
山羊座27°は第6グループに属し、水瓶座に向けたまとめに入る度数ですから
社会のピラミッドを登った先に新たな視点が開けた状態にあり
社会から距離をとった自由な視点が加わる、土サインの中に風サインが入った状態となり
空間的な制約を超えた意識で社会に出ます。
そんな山羊座27°冥王星に対して、蟹座24°の水星はオポジションで
トランジット22°の冥王星と25°の土星からなる山羊座コンジャンクションと
牡羊座24°のスクエアが重なっていますから
国の秩序と安全を維持するためには、コロナ禍によって痛んだ経済を
建て直す必要があり、追加の経済支援が早急に求められます。
ですが、国民はマスコミに誘導されやすく
深層心理では「変化しなければならない」と言う強迫観念に駆られやすいので
他人への攻撃や暴力も含まれデモや暴徒が生まれやすいです。
乙女座22°の海王星と双子座21°の火星に対して、トランジットの魚座19°の海王魚が
柔軟サインのT スクエアを作ります。
海王星は混乱、妄想、幻想、被害者意識の天体で、信頼関係や、裏切りと不信
欺瞞の問題に関わってきますから
誤情報と噂によって真実が隠され「誰が本物で、何が真実なのか」
分からない状況になりそうです。
また、獅子座と水瓶座6°からなるノード軸に対して、トランジットの牡牛座9°の天王星が
スクエアですから、政府と国民に対して影響力を持つ巨大国家や権力が炙り出され
信じられない真実が暴露されるような膿出しも始まります。
冥王星回帰の問題だけでなく、トランジットの海王星は2022年3月まで影響してきます。
2020年は、コロナ禍により政府の経済対策が施され、株価は高値を維持できていますが
今後は急降下する可能性がありそうです。
アメリカが抱かえる5つのリスク
冥王星によるハードアスペクトの影響は
1.アメリカ建国図
2.トランプ大統領
3.FRB
4.パウエル議長
5.ニューヨーク証券取引所
にも関わってきます。
冥王星の影響力は、 「何かわからないがおかしい」という感覚があり
目に見えない重圧を背負わされている状態です。
対処法としては、何かを変えるか、治すことが必要ですが
放置していると、状況は悪化の一途を辿って終焉に向かいます。
2020年は、山羊座トリプルコンジャンクション、牡羊座火星とのスクエアも加わることで
大々的な破壊と再生による禊が行われている最中です。
アメリカ合衆国に対する冥王星回帰の影響は、2020年はコロナ禍によって企業を淘汰し
経済に大きなダメージを与えましたが、政府による経済対策によって何とか持ちこたえている状況です。
次の大統領がその一旦を担いますから、アメリカの中の「おかしい箇所」を修正できるかどうかが
カギとなりそうです。
アメリカの冥王星に対する、トランジット山羊座冥王星のスケジュールは次のようになります。
2020年:22°~24°
2021年:24°~26°
2022年:25°~28°
2023年:27°~29°(2023/3/23に一旦水瓶座入り)
2024年:29° (2024年11月20日に本格的に水瓶座入り)
2021年から2023年にかけては、よりタイトに冥王星が重なってきますから
1929年の大恐慌のようなことが起きる可能性もありえます。
アメリカが、どのような変容と再構築が行われるのかは、時間だけが答えてくれます。
アメリカ冥王星回帰シリーズは↓からどうぞ!
アメリカ冥王星回帰(プルートリターン)②2020年大統領選挙の行方
アメリカ冥王星回帰(プルートリターン)③冥王星と50年周期のキロンの影響を受けるアメリカの行方
おしまい
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